ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
SONY ノイズキャンセリングヘッドホン

SONY ノイズキャンセリングヘッドホン

真夜中に作業してるとPC周りの作動音がどうしても気になる。午前3時を回ると車通りも絶えて、ファンレスのはずの外付けHDDが、iMacのファンが、それぞれさーーーーーって音を立ててるのが小さめに流してる音楽の背後からずっと聞こえてくる。あれ、iMacってこんなにうるさかったっけ、特にCPUに負担かける作業なんかしてないのに……えっ故障? SMCリセットとPRAMリセットしたけど変わらない……そもそもアクティビティモニタ見たってCPU負荷ほとんどないやんけ!

これはもうあれだな、心の病だな! 最近耳がぼーっとするし、常に飛行機乗ってるみたいな感じの耳鳴りというか圧迫感というかすげえし、仕事のストレスに違いない、よしストレス解消には仕事の対価として得た金銭をドブに捨てるような使い方をするしかねえ! ってことで、ノイズキャンセリングヘッドホンを買いました。

SONYのWH-1000XM4BMです。ヘッドホンは今まで有線しか持ってなくてワイヤレスに憧れてたんだけど、どうせ音質とか良くないんでしょ? 同価格帯だったら有線に敵わないんでしょ? と思ってた。それよりも、ノイズキャンセリング機能でiMacと外付けHDDのさーーーーって音、あれをキャンセルできないかと思って。気になりだしたらもう気になってしょうがないんですよあの音。今もすげえ気になってる。排熱が上手くいってる証拠なんだからいいんだけど、何だかいらいらするの(いいわけ)

色はブラックとプラチナシルバーがあって、今度新色のサイレントホワイトがでるらしいけれどもやっぱりブラックにした。表面はマットな感じの黒で触るとさらさらしていて指紋がつかないタイプ。SONYの文字とおそらくマイクの辺りはピンクゴールドっぽい色でお上品な感じでとても良い。

ちなみに付属品として3.5mmのイヤホンジャックケーブルと、飛行機のあれにつなげるやつがついてる。名前は知らん。確かに飛行機乗ってると五月蠅いもんね……大体寝てるけれども。

電源ボタンとカスタムボタンがあるだけのシンプルな構造。細かい設定は全部アプリでやります。カスタムボタンの割り当てもアプリで変更できて、Googleアシスタントとかにも使えるみたい。未だに「OK, google」って言うの恥ずかしくて使ったことないけど。

手前の穴はイヤホンジャックで、右側のはUSB-Cの充電ケーブル差すところ。充電ケーブル10cmくらいしかないから要注意。BluetoothはVer.5.0で、私はONKYOのDP-X1A使ってるからAACでしか聞けないんだけど、SONY純正のDAPだったらBluetoothでもLDAC(ハイレゾくらい音質がいいらしい)で聞けるという優れもの。もちろん有線ケーブルつないだらハイレゾ音源も楽しめますよ。あと電源入ってなくても有線でつなげば普通にヘッドホンとして使える(ノイズキャンセル機能はなし)ちなみに付属の有線ケーブル、つないでみたら片方からしか音でなかった。手持ちの別のケーブル使ったら普通にでたけど……

なんかここが壊れそうで怖いんだよな……あとはヘッドが回転するので、そのジョイントの所とか弱そう。

早速猫の毛がついてますが、このイヤーパッドはふかふかで気持ちが良いです。側圧も強すぎず、眼鏡をかけていても耳が痛くなりにくい。耳全体を覆うタイプなので、ピアスをしていても耳たぶが痛くない。すごい。装着感はいいと思います。本体も軽い(約 254g)ので、2時間くらい付けてたけど頭痛にもならなかった。

肝心の音ですが、店頭で試聴したときは「すげえ! めっちゃ静か! そしてめっちゃきれいな音!」ってなったんだけど、自宅で聞いてみたら、それほどでもねえな……でも静かだけど……こんな貧相な音だったっけ……ってまあそれも当然、店頭視聴用の音源とは違いますからね。店頭のやつは、音楽はもとよりCMの台詞部分の余韻というか広がりが半端なかった。すごい音響設備が整った映画館で映画を見てるような感じ。IMAXみたいな?

ちなみに視聴したCMはこれ

ノイズキャンセル機能はすごかった。つけた途端に店頭の空調とかアナウンスとか全然聞こえなくなって感動した。めっちゃキャンセルしてる……! これは家でも同じだった。エアコンと車の走行音が聞こえなくなって、でも猫が鳴いてる声とかはちゃんと聞こえる。あと自分や主人の声が合成音声みたいに聞こえて面白かった。外側のマイクで拾った音を流してるからだと思うけど、なんか面白かった。

音に関しては、接続してるDAPからAACでしか転送できないってのもある。でもDSEE Extreme機能というのをアプリからONにしたらちょっと良くなった。

新たにAI技術を組み込みあらゆる音源にハイレゾ級の臨場感をもたらす「DSEE Extreme」

MP3やCD、ストリーミングなどの圧縮音源を、膨大な楽曲データを学習しているAI(人工知能)技術により、リアルタイムに分析。楽曲のジャンルや楽器などの情景に合わせて最適にハイレゾ級(*1)の高音質にアップスケーリングします。圧縮により失われた音源本来の周波数特性をより高精度に再現することで、臨場感あふれる高音質をお楽しみいただけます。

https://www.sony.jp/headphone/products/WH-1000XM4/feature_1.html

なんかすごい機能らしいけど、音がちょっと太ったなあ、くらいにしか認識できなかった私を許してくださいね。そもそもそんな大音量で聞かなきゃわかんねえよ。でも有線と比べるとちょっと見劣り(聞き劣り?)するかなあとは思う。しかし通勤中にそんな高音質求めるか? と問われればそんなことはない。結局何処でなんのために使うか、ということではないでしょうか。

ちなみに、掃除機かけながら使ってみたら、掃除機の音ほとんど聞こえなくなって感動した。でも頭を上下させたらBluetooth接続が切れたわけでもないのに音楽が何度も一時停止するからおかしいなーと思って調べてみたところ、「ヘッドホンを外したら自動的に音楽が一時停止する」機能があって、どうもそれが誤作動しているらしい。付けてるかどうかじゃなくて、外す動作によってヘッドホンの位置が上下に振れるのを感知してるのかな? とりあえずアプリからその機能はOFFにしておいた。効果の程はまだ分からないけど……

あとは、右側をダブルタップで一時停止、左右スワイプで前の曲/次の曲、上下タップで音量調節とか地味にすごい便利だった。手のひらで全体に触れると外音取り込みモードになるとか。なんか最新技術! 未来! って感じがしますよカセットテープのウォークマン使ってた世代としては……

本来の使用目的としては、深夜作業中に音楽を流さずにノイズキャンセル機能だけ使って耳栓代わりにしようかと思ってたんだけど、これはダメだった。パソコンの作動音とか車の走行音とか、なんなら小さめに流してる音楽すら全部聞こえなくなるんだけど、その代わりヘッドホン自体から流れてくるさーーーーーって音ががががが

これぞ本末転倒ってやつですね。音楽流してたら気にならないんだけど、そういうことじゃないんだよ。くそ、完全無音の作業環境はどうやっても手に入らないのか。そもそもこの程度の作動音を気にする方がおかしいのか。耳栓したら今度は自分の血液の流れる音が気になる始末。どうしようもねえなこれ。

なんか、今さらノイズキャンセル初体験で感動してしまった、というお話でした。SUREとゼンハイザーとも迷ったんだけど、もううちに有線のがあるしなあ……と言うことでSONYにした。ONKYOのDP-X1Aの後継機が発売される可能性がほとんど断たれた今、次はSONYのDAPを買うしかないような気もするし……ONKYO大好きなのになんだこの仕打ち。

音質に関しては、ちゃんとした人のレビューブログを参照してもらうのがいいと思います(丸投げ)AACなのにこの音質はすごいと思うわ。

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