※ ただの木の板の話です
東プレやらHHKBやらのキーボードはクラシックな外観をしておるので、全体的に厚みがあるから何もないと手首を常に浮かせながら打たなきゃならない。ピアノを弾いているような感じです。でもそれだと手首が疲れるので、人はパームレストなるものを求め始める。
木の板じゃん。ただの木の板じゃん。そう思っていた時期が私にもありました。
これはHHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨と一緒に買ったパームレストウッド(ウォールナット色)です。純正だけあってサイズがぴったり。特に傾斜のない潔い形状の一枚板で、付属の4mmのゴム足を付けるとHHKBとちょうど同じ高さになる。
表面はつるつるしていて、木目はあまり感じられない。さらさらしてよく滑るけど、暑いときはちょっと接地面がペタッとする感覚がある。
裏面には控えめにBIRDの刻印があってかわいらしい。手前の溝が何を意味しているのかは分からない。
B-SHOPには以下の記載があるので、材質は多分ウォールナットなんだと思う。重量感がある。
*2020年10月現在受付中の木材は、Cがホワイトオーク、WNがウォールナット材を使用しております。
公式オンラインショップより
*天然木材を使用しておりますので、重量は全て異なります。
これが、ウォールナット材とウォールナット色の塗装と間違えて買ったRFウッドパームレスト。商品名にウォールナット色って書いてあるもんね……
ウォールナット材と比べると、横幅は大きいのに軽い。表面は木目を感じるざらざら感があって「木材!」って感じがして嫌いじゃない。
やはり傾斜のない一枚板で、これは付属の2mmのゴム足を付けている。リアフォだと4mmはちょっと高い気がするんだよね。微妙な差なんだけど、手首側の傾斜がないからかもしれない。
こちらは、ダイヤテックオンライン通販限定のウッドパームレスト(アメリカンチェリー)Lサイズ。
手首側に緩い傾斜がついていて、とても宜しい感じがします。
表面はざらざら気味? さらさら気味? 持ってないけど、ビックカメラかどこかの店頭で触った無垢材のやつよりざらっとした印象。結構使い込んでるから購入当初とはまた違った感触になっているかもしれない。
裏にはそり止めの溝が掘ってある。これの所為かどうか、がたつきなんかは今のところ全くない。
ちなみに付属の滑り止めは4mmで高すぎたので、市販の1mmくらいの滑り止め貼ってる。FILCOはほぼそのままでリアフォの高さと同じなので、付属のゴム足付けたら高すぎるんじゃねえかなあ。
木目比べ。
左からアメリカンチェリー、国産無垢材、ウォールナット。
木目選べないから通販は賭けなところがあるけど、真ん中以外は当たりかな……? 真ん中はちょっとノイズみたいで気持ち悪いなあ……
つーわけでうちに来たのが2個目のFILCOアメリカンチェリー。今度はMサイズ。
きれいな木目が当たりましたやったね!
表面は、元から使ってたLサイズの方とは違う木材なのかな? っていうくらいつるつるしている。ウォールナット材に近いくらい。でも、公式サイトの説明に、アメリカンチェリーは経年変化が早い、って書いてあったので、もしかしたらいずれざらざらになっていくのかもしれない。
やっぱり傾斜があって、FILCOの方が使いやすい気がする。微妙な感じだけど。でもバード電子の方も嫌いじゃないんだよなあ。時々取り替えて気分を変えたらいいんじゃないですかね。木の板ばっかり集めてどうすんの、って私の中の理性さんが冷めた目でこっちを見ている気配がするけど。
ちなみに、同じリアフォ用でも、FILCOの方がちょっとだけ横幅が狭いので、5mmくらいリアフォの方がはみ出します。使っていて気になることもない、些末なことだけど。こういうちょっとしたところが純正との違いなんだよなあ。
ほんでこれ。真打ちはこのセパレートタイプ。
そもそもなんで最近パームレストパームレストいってるかっていうと、MBAで尊師スタイルやりたかったからなんですよ。意識高そうでしょ?
Macのキーボードも好きだけど、やっぱり薄くて物足りないの……押し込みが足りないの……ってことでHHKBで尊師スタイルで解決じゃん! 別にスタバでコチコチするわけじゃないし意識高そうでも恥ずかしくないもん! って思ってたんだけど、唯一の難点はパームレストの存在。
パームレストがないと手首が疲れる(腱鞘炎になりがち)(なので筆記具は万年筆が好き)のでなんとか使いたいんだけど、普通のやつを置くとトラックパッドが使えない。でもマウスつなぐのもなあ、めんどくさいなあ……と思っていたら、なんかちょうどいいのある……!
探し始めた時点では在庫切れでいつ入荷するか分からなかったから、いっそもう材木化って自分で作るか……と思ってたんだけど(実際やってる人がいて、それはそれで愛着がわきそうだし好きな色に塗れていいなあって思った)昨日見たら在庫復活してたのでポチった。鋸買ってニス買って猫の監視をかいくぐってDIYに初挑戦するリスクよりも、金で解決する方法を選びました。大人なので。
これにも4mmのゴム足を付けています。
両面に「BIRD」と「HHKB」の刻印があるんだけど、木目がきれいなBIRDの方を表にしました。なんか、これは出荷するときに目視で木目が揃っているものをペアにしてくれているらしいです。そういう気配りが純正(Ry
どちらもウォールナットなので質感は似ている。つるつる系です。アメリカンチェリーよりも、触った感じがひんやりしている気がする。アメリカンチェリーの方が熱の伝導率? が良さそうな感じ。
とにかく、わりと手汗をかく方なんだよねえ、って方にはウッドパームレストがおすすめです。あと、柔らかいやつだとついむにゅむにゅしちゃう人とか。猫のゲボに怯えている人とか。最悪、洗剤で丸洗いしてアルコール消毒してレモンオイルとかで手入れしたら大体元に戻るから(経験済み)
机を見渡せば、今、木製パームレストが5個、そこかしこに点在しておりますが、私の中のミルクボーイが言うんです。こんなんなんぼあってもいいですからね、って。いざとなったら叩き割って焚き付けにも使えるし、薪の代わりにもなるとか木材ってすごい。木材最高。でもDIYしたらきっと半額以下どころじゃないんだろうな……
ちなみに現在の状況がこちら。人様のデスクトップ画像見るのが好きなので自分も晒してみました。机は猫が乗っても仕事ができるよう広めになっております。
というわけで、木の板の話でした。
皆々様におかれましては、無闇に木の板を増やさぬよう拙記事がご参考になれば幸いです。
詳細なレビューありがとうございます。
おかげで、前回のコメントでは「買わない」と言っていたのに、増えてしまいました。あれ?
バード電子製、ウォールナット色を購入して、FILCOのアメリカンチェリーと比べてみましたが、やはり、FILCOは背が高いので、ひとまず、バード電子製のものに落ち着きました。
確かに私も以前は、パームレストなんてなくていいでしょ、と思っておりました。
でも、使ってみると手放せませんね。
インクを使うために万年筆が増えるように、パームレストを使うためにキーボードが増えることがありませんように・・・。笑
それでは。
増えましたかw
FILCOは付属のゴム足付けると高すぎますよね。1mmくらいの市販のやつを付けるのが一番良いと思います。しかし、パームレストのためにキーボードが増えるのはヤバい。まあ万年筆も相当ヤバいですけど……
パームレストは柔らかいやつとかいろいろ使って結局着に落ち着いたので、もう素材で迷うことはないと思うんですが……おもいたい……バード電子のやつは表面がざらついていて夏場は気持ちよさそうです。も、木材にも種類があるんですよね……!
とにかくこれ以上木の板が増えないように祈ります。