木彫りに目を入れるのに、カシュー塗料を使っている。
カシュー塗料は、カシュ-ナッツの殻から搾りだした油を原料とし、漆に似た性質を持つ1液油性合成樹脂塗料です。漆のような肉持ちがあり光沢あふれる塗膜は、一見漆と見分けがつかないことからカシュ-漆と呼ばれ、漆に比べて塗装作業性が容易であることから、漆の代用塗料として漆器、家具、建具、襖縁、仏壇仏具、楽器、神社仏閣の建物内部などに活用されています。
https://item.rakuten.co.jp/ohhashi/c003-0012/
漆っぽいけど漆じゃないからかぶれない(まあ漆塗りしたことないけど)し、塗るともったりする感じで光沢が出て大変宜しい。
ハイライトは入れてない。光の加減できらきらするのでとても良いがこれは作例が良くなかった。
目以外はアクリル絵具で塗ってる。彫刻材は木曽檜だったはず。
そういうわけでカシュー塗料は何色か東急ハンズで買ってきたんだけど、昔ながらのレトロな缶でいちいち開けるのが大変。スプーンでこじ開けないといけないし、缶の周りに塗料が垂れて非道いことに……(不器用なだけ)密閉しないとすぐ水分が飛んでしまうので仕方ないのだろうけど、毎回手をベトベトにして無駄な塗料を出して最悪木彫りにつく、と言う悲劇を軽減するべく、何かいい保管方法はないかと調べていって、辿り着いたのがこちら。
Amazonで買ったドロッパーボトル。スポイトボトル、絞りボトルとも言うのかな? 正式名称は知らないけど、キャップ部分を捻ると中の液体がちょっとでるやつ。30mlの30個セットで、漏斗も10個ついてくるけどカシュー塗料は粘度が高すぎて使えなかった。すぐ溢れて非道いことになったので地道にちょっとずつ移すのがいいです。
塗料が空気に触れるのが一番宜しくないと言うことで、一旦よく使う黒と黄色だけボトルに目一杯入れて使ってみたんだけれども、2ヶ月くらいは普通に使えてたので他の色も移してみた。真ん中の3本は見た目が全部黒なのでちゃんと名前もつけた(でもネオクリヤーと透が本当にあってるかは使ってみないと分からない)
ケチャップの瓶に入れて蓋を下にしておくのがいいとも聞いたので試そうかと思ったんだけどちょうどタイミング良くケチャップを使い切ることができずに断念。これはこれで30mlと言うのがちょうど良いサイズなのではなかろうか。
塗料とかに関しては、プラモデル界隈の先達に知識を得ることが多かった。勿論これもそう。あと、カシュー塗料用の絵筆は油絵用のやつを使ってる。あっちもテレピン油で溶くから溶剤に強いに違いない、と言う根拠のない自信から。普通の水彩用の絵筆使うと、カシュー薄め液で洗うと毛先がバッサバサになるからね……勿体ない……
ちなみに目にしか使わないから全然減らない。消費期限はとっくに過ぎてるのを、カシュー薄め液で薄めながら騙し騙し使ってる(きちんと用法用量を守って正しくお使いください)