東京都立美術館でやってる岡本太郎展に行って参りました。正直、太陽の塔のフィギュア欲しくて行った所あるけど、結果大変満喫してしまった。
岡本太郎と言えば「芸術は爆発だ!」しか知らなかった(MaxellのCMが会場で流れてて懐かしすぎて笑ってしまった)位のレベルだった私でも大分楽しめました。抽象画とか意味わかんねーな、と思ってたし今も思ってるけど原色ゴリゴリの絵を見てるとなんか体の底がふつふつしてくるような感覚はあるし、わかんないなりに面白かったなど。
あと、タローマンのおかげで子供連れが多かった。子供つまんなくないのかなあと思ったけど、彫刻あり絵画ありで皆さん結構テンションお高めだった。理論を越えて感性に訴えかけるものがあるんですかね、知らんけど。
入り口からしてテンションが上がる仕様。芸術家の顔って岡本太郎か横尾忠則くらいしか識別できてないかも。
しかも展覧会の中は一部映像作品を除いて撮影可、という太っ腹。とても人が多かったので人物が写り込んでいない写真を探すのが大変なくらいの盛況ぶり。絵画の方はどうせ図録を買うからと、彫刻ばっかり撮ってしまった。
河童。口のところが空洞になっているのでそこにうちの猫を滑り込ませたら可愛いだろうなと思った。
手のようなもの。くらい展示会場でひときわ目立っていた。まるでカエンタケのようだった。
犬の植木鉢。解説には犬でも猫でもない何か、と記されていた。空洞となった眼窩の奥にある虚無にどうのこうの。
「森の掟」内に描かれた猫のようなもの。このぬいぐるみあったら絶対買ってた。グッズ展開して欲しかった。1番猫らしかった。
猫のようなもの2。猫……ねこ? 多分猫(のような何か)
全体的によく分からないけどなんかすげー、という印象(語彙が死んだ)絵画と彫刻の他にも写真の展示があって(大型モニターに映像として投影されていてプリントの現物は少なめ)そっちは自分の慣れ親しんだフィールドだったからか、素直にとてもよかった。特に東北を撮った写真が印象に残っている。沖縄もいいけど、どうやら私は寒いところの写真(特に雪景色とか)が好きらしい。まあ寒いところの生まれだから、精神の根底に流れる寒々しさのようなものがあるのかもしれないしないのかも知れない。写真は撮り忘れたので写真集をポチった。
写真は白黒で、絵画とは対照的に静かだった。躍動感はあるのに静謐さもある不思議な写真でしたよ。またプリントよりも大分大きいスクリーンでみたから余計に迫ってくるものがあった。あの見せ方はいいなあ。細部まで寄って見えるプリントもいいけど、逆に細部をぼやかして圧倒的な存在感で迫ってくるのも面白かった。
1/50スケールの太陽の塔もあった。まだ実物は見たことなくて、裏に黒い太陽がいるって知らなかったからちょっとびっくりした。
今回の目的は、実は太陽の塔のフィギュアを買うことだった。死ぬまでに一度は入ってみたいよね太陽の塔。万博映像でよく見る、あの胎内エスカレーターを上って行くあれが羨ましくてしょうがない。
箱もかっこいい。海洋堂のサイトで売ってるやつ(1/350)ですね。本当は……1/144が欲しいところだが(目が光る)流石に50cmは置き場所ないので……
がっしり固定されている。表面はざらざらしてて触り心地がいいです。
土台にのせてみた。かっこいい。いま机の上に置いてあるけど(置き場所考え中)存在感がすごい。正直、気になって仕事にならない。見られてる気がする。後ろ側の黒い太陽も実はこっちを見てる気がする……
海洋堂監修のフィギュア。1個880円なのでお高め。全5種類で、ばら売りもあるけど6個入りのコンプリートボックスがあったので迷うことなくそっちを買った。大人だからね。
ダブったのは犬の植木鉢。
さすがの海洋堂なので細かいところまで作り込んであって大変良いものでした。ちゃんとアクリルケースに収めた。やっぱりこっちを見ているような気がする。
怖いんだよね基本的に。目が。仕事用のアイコンにしたろうかな……
他のグッズも買ってしまった。これは猫っぽい何かが描かれているであろうTシャツ。このほかにも何種類かあったけど、どれも岡本太郎! って感じでよかったです。お洒落すぎて一見太陽の塔かどうか分からないくらいなのもあったので、普通に日常できれるやつ(も、あった)生地は柔らかくて薄めなので大事に着ないとすぐ駄目になりそう。
後ろのはなんか猫っぽいものが描かれた「美女と野獣」猫じゃないかも知れないけど。
あとは皆大好きマスキングテープ。どこに貼ってもみられているような気がする素敵テープです。怖いんだよ目が……
1枚ずつめくれるロールステッカー。意外と粘着力強くて剥がすとき破れそうになった。使い所が分からないのでとりあえずほぼ日に貼ってみた。存在感がエグい。
タローマンのクリアファイル。いいなこれ……この昭和の匂い……
怪獣じゃなくて奇獣なのがとてもいい。太陽の塔に追いかけられたら多分泣いちゃう。「疾走する目」が1番やばい。あと「午後の日」は笑顔で私を頭から噛み千切りそうでやっぱり怖い。
1番大人しく実用的なクリップも買ってきた。紙に挟むと顔が半分になるけど。
グッズ展開は全体的にすごかった。ミュージアムショップ広いしタローマンのDVDも売ってたし……私の財布から金銭を搾り取る気迫に満ちていた。まんまと踊らされたが。展覧会行くと財布の紐が緩むのなんで?
最後にタローマンと記念撮影してきました。セット裏にちょっと映り込んでいるのがわたくしです。こういうの裏側から見たの初めてでテンション上がった。このフォトスポットは入場しなくても入れるし写真撮れるのでおすすめです。勿論展覧会みた方が面白いけど。
グッズは普通に表参道の岡本太郎記念館でも買えるので、今回買い逃したのはそっちに行ってもいいかなと思ってる。太陽の塔のぬいぐるみとかもあるっぽい(ぬいぐるみ?)
東京都立美術館の1階にあるぐったりした太陽の塔のフィギュアもあったら欲しかったな。お疲れな感じの。並べておきたい。
難しい理屈は抜きでとても面白かった。2022年12月28日まで開催しているので皆さんご予約はお早めに……