ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
フルハルター オリジナル4本差し Quartet/Papavero

フルハルター オリジナル4本差し Quartet/Papavero

FULLHALTER Quartet/Papavero
前回、フルハルターを訪れてから4ヶ月……ペンケースが出来上がったとの電話が来て、いそいそと仕事帰りに大井町まで出掛けて行った。
半年くらい掛りますって言われてたけど、結構早かったなあ。
FULLHALTER Quartet/Papavero
フルハルターオリジナルペンケース、Quartet。お色はOlivaと迷いに迷った挙げ句のPapavero。フルハルターサイトの写真ではオレンジが強いような気がしたが、現実には『赤!』って感じの綺麗な色でした。
FULLHALTER Quartet/Papavero
WILDSWANSとフルハルターのロゴ。この部分はポケットになっていて、名刺とか付箋とか小さい物が入りそう。
ペンケース自体の裏側にも小さいロディアが入りそうなポケットあり。何気にこれ便利だよなあ。
FULLHALTER Quartet/Papavero
前と後ろの段差。存在する理由は分からないが、何となく万年筆を堅牢に守ってくれそうな気がする。
FULLHALTER Quartet/Papavero
モンブラン入れてみるテスト。149が余裕ではいる長さと太さ。長さに関しては、149より長いペンは無理かも(中屋のシガー・ロングとかは蓋が閉まらない)
クリップを挟む部分の革はかなり薄手になっていて、クリップの金属疲労も軽減されそう。いや、むしろ底が深いからクリップしないと外からペンが見えなくなったりする。
仕切は下まで付いているので、クリップしなくてもぶつかり合ったりはしない。この仕切のおかげで強く押されても大丈夫なんだと思う。満員電車、ダメ、絶対。
FULLHALTER Quartet/Papavero
手触りはしっとりしている。もちろん、オイルも何も塗っていない状態で。
ハンス・オスターのペンケースは軽くて乾いた感触だったが、こちらは重く、肌に吸い付いてくる感じ……革の性質はまったく違うが、どちらも万年筆を満員電車の衝撃から守り抜いてくれそうで満足です。しかしほれぼれするような赤だなあ……赤というか朱色かなあ。神社の鳥居の色。
FULLHALTER Quartet/Papavero
そして、とても良い匂いがする。猫がさっそくかぎつけた。革製品って、買ったばっかりだと「うわっ革くさっ」って頭痛くなることがあるけど、これは良い匂いなので頭痛はしなかった。
これは熟成すると色が濃くなるらしいので、大事にすりすりしようと思う。せっかくなので写真はD5000で撮った。今は机の上に置いてニヤニヤしている。
あと、フルハルターはカード使えないので注意(主に精神的ダメージに)

8 Comments

  1. はからんだ

    初めまして。
    以前より拝見しておりました。
    いつも写真が綺麗で物欲を刺激されております。
    色も形も設計もとても素敵なペンケースですね。
    最近は、ドルチェビータミディアム(旧)を探しておりましたが、
    このペンケースも物欲リストに加わりそうです(笑)

  2. Palermo

    ついに到着ですか、quartet。
    並んだホワイトスターが壮観ですね。
    ミネルバリスシオは変化が速いので楽しいですよ。
    うちの名刺入れという名の定期ケース兼各種ポイントカード入れも緑色だったものが遠目からは黒に近づいています。
    パパベロは、深い赤になっていきますよ(パパベロのバイブルを見ながら)
    ガシガシ使ってあげてください。

  3. 深崎

    >はからんださん
    はじめまして、コメントありがとうございます。
    写真をほめていただけてうれしいです。精進します。
    ドルチェビータ(旧)ってことは、18金ペン先でちょっと細い奴ですかね? ちょっと地味だけどソワレもおすすめです。違うのは色だけだけど……
    >Palermoさん
    熟成楽しみですねー。今日、早速傷をつけてしまいましたが……ファスナーのある入れ物に入れちゃ、ダメ、絶対。でもこれでガシガシ使うための禊が済んだような気もします。革製品は使いこんでナンボですもんねー

  4. haruki

    これは素敵ですね!(お値段も。笑)
    ぶつかってくる人がいないか目を光らせて満員電車に乗るのに疲れたら欲しいくなりそうです。
    現金払いすると、「しばらくはペンとか買うのやめよう!」と自己抑制できるのでそれはそれでありがたいかも知れません。。(翌日にはその気持ちも忘れてしまうことがままあるのですが・・・笑)

  5. 深崎

    >harukiさん
    現金払いは精神的にはよくないですが、忘れたころにカードの請求が来るよりはましですね!
    お値段も素敵なので、こわごわ使っていましたが、早速傷がいっぱいついてもう……これが味なんだ、と納得できるまでにはもう少しかかりそうですw
    あ、ちなみに「やめよう!」は5分と持ちませんでした。
    来週くらいに、また大井町に行くことになりそうです……

  6. haruki

    傷の次はインクの染みとかつかないようお気をつけください(^^;ゞ
    ご…5分ですか…!!(⊃ Д)⊃≡゜ ゜
    まあ…人生は一々迷っているには短かすぎますし、割り切って楽しく生きたいものですね(笑)

  7. 深崎

    >harukiさん
    インクの染み怖いです……今のところ大丈夫ですが。
    カバンに入れて持ち歩いてるだけでも傷は結構付きますねえ。それが味になるのかな。

  8. Pingback: フルハルター Quartetの経年変化 – 夜の果てへの旅

Palermo へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です