ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
Moleskine捕獲

Moleskine捕獲

結婚式場の下見に向かう途中、某大学の近くにある地元密着型の本屋でモールスキンコーナーを見つけてしまった。どうせ劣化版なんだろ中華スキンが、と思って手に取ってみると、あれ、これってもしかしてデッドストックじゃね?
Moleskine
某スレであった<品質劣化前のモールスキンの見分け方>を参考に、PlainとRuledを確かめてみる。限りなく怪しい……これはもしかしてもしかするかもしれないぞ。
無地は5冊中2冊、罫線は3冊中1冊が怪しかった。方眼は未確認。
と、とりあえず三冊持ってレジへ。危なかったのは、この時点で財布に9,000円しか入っていなかったって事。合計8,000円強。「……カードって使えますか」
Moleskine Plain writing
このシールがおまけに入ってたのって数年前だよなあ。カフカとかカポーティとかのカードが入ってたより以前だったかどうだったか。その頃は、まだ過渡期だったような気がする。とにかく開封する。ビニールには埃が積もっている。今回ばかりはその埃が頼もしい。
Moleskine Plain
まずはplain。上から順番にデルタ(カードリッジ)、モンブラン黒、カランダッシュ・カリビアンシー。
滲みなし、裏抜けなし。大勝利。でも、表紙の手触りがちょっとざらついてる気がする。考え過ぎか。
Moleskine Ruled
そしてルールド。こちらも裏抜け、滲みなし。表紙は吸い付くような手触り。間違いない、私は賭に勝ちました。モンブラン黒で滲まないと言うことは、他のインクはだいたい大丈夫だろうよ。
最近はあまりお目にかかれなくなったデッドストック。小さい本屋とか、商品の回転率の低そうな所を狙えばまだまだ見つかるのかもしれない。そうやって収集したモールスキンがすでに8冊になるわけだが、どうも目的と手段が本末転倒になってきている気がする。だが後悔はしていない。
さすがに、これらをすべて使い切る頃には、どこかからモールスキンに変わる素晴らしいノートが発売されているに違いない。違いない!
ちなみに、MDノートで裏抜けするのはモンブラン黒の所為らしいので、とりあえずペリカン黒を買ってみた。せっかくスーベレーンを持ってることだし、濃淡の出る黒で割と評判が良かったので。安いし。同じくペリカンのターコイズも綺麗な濃淡が出ていた。
今はちょうどインクの切れた万年筆を洗浄して乾燥中。
まあ、劣化前のモールスキンなら、モンブラン黒でも裏抜けはしないんだがな……。

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