モンブランとヴァーディグリース

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最近メインで使ってるインクその一、ローラー&クライナーのヴァーディグリース。ヴァーディグリースなのかヴァーディグリーズなのかいつも迷うところだが、キングダムノートさんが「ヴァーディグリース」表記してるからきっとそっちが正解なんだと思う。VerdigrisとVerdgrease……まあ別にどっちでもいいか。
たいがいの紙で滲む、との悪名高いヴァーディグリースですが、満寿屋の原稿用紙では全く滲まない。これはA4版ルビありクリーム紙。白い方の紙は試したことないから知らないけど。
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1年くらい前に買ったアピカの紳士なノート(クリーム紙)はちょっと滲むけど実用に問題はないと思って使ってたんだけど、最近新しく買った方はほぼ滲まなくなってた。紙もちょっとずつ変化しているのだなあと感心した。
このノートは満寿屋の紙と似ていて、ちょっと抵抗がありつつ滑らかで、文字を書いているときの感触がすごくいい。シルクペーパー? の白い方よりは抵抗感があって好み。もとより白い方はヴァーディグリースが盛大に滲むので選択肢から外れたわけだが。
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モレスキン? 何それおいしいの?
さすがモレスキン、僕らの期待を裏切らない。最近はボールペンで使っています。昔は油性ボールペンが嫌いで水性ばっかり使ってたけど、ジェットストリームのボールペン、油性の中では一番好きかも。三色ボールペンをコンビニで買って仕事で使ってるんだが、替え芯をそれぞれガイア、オルテガ、マッシュって呼べば(ry
閑話休題。新しい職場に出向する様になって、まあその現場が決まる前にも何件か面接に行ったのだけど、意識高い系のモレスキンを使ってる率は異常。モレスキン、iPad、ろくろを回す手……それが意識高い系の三種の神器……(偏見です)意識高い系と万年筆って相性悪いのかな(ちなみにテストでiPad触ったらほしくなった……電子書籍の導入を本気で考えている)(本棚決壊)
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ホワイトスターやっぱりかわいいな。
手前は、モンブランの146(50年代テレスコープ)字幅はBB。昔のBBは平べったくていいよなあ。最近のは太くて細字ばっかり選んじゃうけど、ビンテージの太字は大好物です。スタブっぽいのがいい。字が上手くなったかの様な錯覚を覚える。錯覚だけど。
あとやっぱり、ペン先のしなりは独特だと思う。よく言われることだけど、現行品で柔らかいペリカンのM1000とも違う。うどんで言ったら讃岐(ビンテージモンブラン)と水沢(M1000)かなあ。ちなみに私はグンマー出身なので水沢うどんはもっと全国規模になっていいと思う。日本三大うどんやぞ!
……新品のがっちりした感じも殴り書きするには気持ちいいんだけど、このしなりが「もうちょっと考えて文章書けよ」といい意味で足を引っ張ってくれる気がする。
奥は作家シリーズのドストエフスキー。字幅はM。ペン先は丸い。500円玉貯金を解放して清水の舞台から飛び降りたのは懐かしい想い出……
ドストエフスキーは大好きで、岩波文庫の「ドストエーフスキイ」の表記がかっこいいと思ってる。あと翻訳は米川正夫が至高。異論は認める。ちなみに息子(米川良夫)が訳したパヴェーゼの「月とかがり火」もなかなか好きです。パヴェーゼは河島英昭がなじみ深いけれども。
筆跡は、向かって右側が146、1行開けて左側がドストエフスキーなんだけど、改めて見るとあんまり変わらないな……最近は大橋堂の極細とかばっかり使ってたけど、このくらいの字幅が一番好きかもしれない。
古い万年筆は手がかかるけど楽しい。インクと紙の組み合わせを考えてにやにやするのが最近の楽しみです。

モンブランとヴァーディグリース」への4件のフィードバック

  1. こんにちは
    紙は重要なアイテムですが、紙は高価なんですよね。私には痛いところです。
    思い出したので、レーシンググリーンインク代用
    セーラーの常盤松にコモレビを混ぜて、緑の深さを調整するといいかも知れません。レーシンググリーンというインキを使ったことがないのでいい加減な情報です。ペリカンのバレルの中で適当に混ぜて使っていたので、レシピもありません。

  2. >ぶちゃいくももちゃんさん
    レーシンググリーン、調子に乗って確保してしまって、あと3便くらい残ってるんですが……もはや消費期限は過ぎてるんですよね……まあ使ってますけれども。セーラーのインクはあんまり持ってないのでそのうち挑戦してみたいと思います。
    紙は、まあそんなに大量消費するわけでもないので、1500円くらいまでのノートなら買っていいかなと自分に言い訳をしています。最近はPENCOとかのフールス紙のノートがかわいいと思います。だがツバメ再生紙、おまえはだめだ。

  3. 初めまして。
    万年筆つながりでこちらのサイトを訪問して約2年、すっかりこのブログのROMファンになってしまっていたところ、昨夏以来更新がなくて、寂しさとともにブロ主さまのことが少し心配になっておりました。
    半年ぶりの更新をみてほっとしています。
    これからも博識なブロ主さまの文学から何から絶妙な話題を期待しています。

  4. >どっぽさん
    はじめまして、コメントありがとうございます。
    更新半年ぶり、と言う現実に自分が一番驚いていますw
    最近は懐具合などの諸事情で万年筆からすっかり遠ざかっているだけで生きておりました。引きこもって、猫にかまけて、本ばかり読んでいます……
    文具ネタは減るかと思いますが、どうぞ気長にご笑覧ください。

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