ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
モールスキンとの決別その2/lleno糸綴じノート

モールスキンとの決別その2/lleno糸綴じノート

モールスキンのストックが尽き、決別の時が訪れた。
ということで、第2弾はlleno糸綴じノート
Note & Pen
表示は紙製だがハードカバー。モールスキンよりは縦にずいぶん長い印象。微妙なサイズではある……
そしてこのノートで面白いのが、基本料金350円でいつでも表紙の張り替えをしてくれる所。ハードカバーとは言え紙、鞄の中に突っ込んで持ち歩いていたら傷も付くだろうしボロボロになる。それも味だろうけど、いつでも治してもらえるという安心感は、悪魔の館でビンテージ万年筆を買う安心感に通じると思う。
Note & Pen
中の紙は言うまでもなく上質。少しクリームがかっていて、紙の種類は7mm罫線、無地、5mmドット。キンマリ70kg厚という紙だそうだ。
書いた感じは、なめらかで引っかかりはないが、紙自体が厚くてペン先がふわっと沈み込む感じなので滑る感じはない。しゃりしゃし感のあるグムンドとは全然別の感じ。なんかイリジウムに優しそう……
あと、モールスキンで言うところの上のスペースが、このノートでは下にある。ページ下部に罫線のない部分があってそこにロゴマークが印刷されている。これは意外と使いにくいですよ。日付を上に書いておく習慣があるもので。
まあでも書き味はいいと思う。ただ、やっぱりヴァーディグリーズでヒゲが出は出るのだ。それでも使うと決めたのは、他のインクで書いた時の感触が気持ちよくて仕方ないから。裏抜けしてもヒゲが出てもいい! と思った。
Note & Pen
サイズは幅14.5×高さ23.5cmということで、公式サイトによると黄金比に近いらしい。ぎりぎりA5ってことになるのだろうか。大体A5くらいのニュアンスで。
ゴムバンドもポケットも栞もない。でもものすごく書きやすいノート。もちろん糸綴じノートの方は180度ぴったり開いて、ハードカバーだから1ページ目から最後まで書きやすい(糊綴じノートの方は糸綴じよりは開かないので注意)
お値段は糸綴じノート1冊2100円。糊綴じノートは1500円。ちょっとお高いけれどもどうせモールスキンも高いしそれよりは安いし何より紙質!(ページ数はモールスキンの方が多いからページ単価だとどうなのか)しかしそれでも、なんかもう高くないような気がしてきた。いろいろ感覚が麻痺している。これは危険な兆候ですよ!
表紙の種類もいろいろあってよい。黒一色のストイックな感じもいいけど、これがずらっと本棚に並んでたらかっこいいだろうな、という喜びもありそう。
いろいろ条件のあるモールスキンの代替品にはならないかもしれないが、単独のノートとしては結構お勧め。通販で購入可能なので入手性もいいし、何より丁寧に手作りな感じがする。所有欲を満たせるノートだと思う。

2 Comments

  1. ウサっ子三昧

    ご無沙汰しております。こちらのノート、ウェブで見つけて買おうかどうか迷っていたので、インプレめっちゃ嬉しいです。
    美篶堂のハードカバーを最近まで使っていたのですが、なにやら糊綴じの糊がノートの端2センチぐらいまでしみているのか、ノートの綴じ中央部分がやたらインクがにじむので辟易していたところでした。
    ヴィンテージシリーズを何冊か購入してみます~。ありがとうございました♪

  2. 深崎

    >ウサっ子三昧さん
    ご無沙汰しておりますw
    llienoのノートもたまにノドの辺りがにじむことはあります。それほど顕著ではないですが。糊綴じの方は開きがそれほど良くないのでご注意ください。
    でもここのノートは表紙がいろいろ選べて楽しいですよね。レトロシリーズのアンモナイトほしいw

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です