ヤード・オ・レッド ブルーブラック

以前から気になってたヤードのブルーブラックを、エクリドールに入れてみた。やっぱりガラスペンとは感触が違った。
YARD-O-LED Blue Black
『青黒い』と言う言葉がしっくり来るような色。これをじっと見ていると、スティーヴン・キングの『ダーク・ハーフ』と言う小説の冒頭にあった「ブルーからブラックへ」と言う言葉をどうしても思い出す。中学時代に読んで一時期スズメがとても恐ろしくみえた。
要するに、だんだん暮れてゆく夜の色、と言う印象。微妙に緑がかって見える、太陽が沈んで月が出る直前の稜線の空の色。おそらく同じようなスタンスで製作されたであろう色彩雫の月夜に似ているような気がするなあ、と思って比較してみたらそれほどでもなかった。月夜の方が緑が少ない、不純物のない夜空っぽい。
YARD-O-LED Blue Black
フローは悪くない。今現在M800のMニブにも吸わせているが、順調そのもの。まだこれからしばらく経過観察は必要だろうけど。書いた感触はさらっとしている。ペン自体のフローがいい所為かそれほど濃淡は出ない印象。エクリドールでは写真のような感じなので、これはペンの性能に依存するらしい。
そして、ちょっと滲みやすい。LIFEのノーブルパッドでひげが出た。どうしてもダメ、と言うレベルではない、ちょっとぴょんぴょん顔を出しちゃう控えめさ。逆に品質劣化前モールスキンでは滲みも少なく裏抜けもなかった。紙との相性なのか、奇跡なのか。
常用インクにしたいほど色合いはものすごく好みなのだが、滲みやすさ(ひげの出やすさ)と値段がネック。28.4ml弱で1500円だからな……。50mlで1680円程度のモンブラン……だが、ドクター・ヤンセンの30mlで2100円よりは多少罪悪感が少ない、か……?
あとは入手できる経路が少ないと言うこともある。丸善で取り寄せってどういうことだよ。通販だと更に送料がかかるから、「送料を無料にするために抱き合わせで(ry」み た い な !(末期です)
取り扱ってるネットショップでも在庫がなくてメーカー取り寄せ、ってことも結構あったから、納期は余裕を見ていないとひどい目に遭いそう。注文から到着まで2週間近くかかったものな……本当に需要が少ないんだろうな……。
ちなみに瓶が小さいので、M800を首軸まで突っ込んだら瓶底にペン先が当たったよ。
それでも使いたい。悩むところです。色身が似てて安くて手に入りやすいインクはないものか(こうして人はインクジプシーの修羅の道に分け入ってゆくことになるわけです。おわり)

ヤード・オ・レッド ブルーブラック」への2件のフィードバック

  1. こんばんは。
    ヤードのBB、なかなか美しいですね。
    いつも楽しく拝見させて頂いてますが、私も知らず×2のうちに物欲を刺激されております(もう少しでポチってしまいそうでした・笑)。
    話変わりますが先日のM805、毎日せっせと落書中です。妙な所に拘るB型故(?)、持ち方も色々試行錯誤しております。
    細めのMを購入したせいでしょうか、フローってこんなもんなのかな?と思いつつ(水男のBB注入)、
    先日別のペンを水男BB→悶レース緑に換えたらいきなりフローが良くなった…件を思い出し、今入っているBBが無くなったら一度換えてみようか思案中です。
    水男BBでフローが悪いという噂も見かけないので、逆に悶の緑ってなんかあるのでわ…と逆に訝しがってみたり^_^;(ペンに問題があるとは怖くて・笑、思いたくないし、やっぱ書き方が問題なのかなぁ…ブツブツ)
    しかし、書いた直後の水男BBの美しさ、確かに素晴らしいですよね。
    あれは書いた本人にしか分からないプチ特権ということなのでしょうか…。

  2. >Sixxさん
    ポチってしまえばいいのに……!
    ヤードBBはあまり情報がなくてどうしようかな、と思ってたんですが、使ってみたら以外に調子が良くてびっくりです。でも高い……
    水男BBとレーシングミドリのフローの差、考えたことはありませんでしたが、そうか、そういう手があったか。確かにM1000にレーシンググリーンを入れてたらフローがよくなりすぎてほとんど黒にしか見えませんでした。どっちが上なんだろう……というか、買ったばっかりの万年筆に入れ替えてみようか実は私も思案中です。なんか成分が違うんですかね?
    ちなみに私、M800(Mニブ細目)を買った直後から1年ほどレーシンググリーンを入れてました。最初は書き出しでインクが出なかったり問題児(私の書き癖が)だったのですが、今では全く快調です。ご参考までに。

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