vaio typePに触ってみた

※買ってません
例のCMでおなじみのモバイルパソコン? SONYのvaio typeP。ちょっと興味と都合があって、ほとんど購入するためにとりあえず実機に触りに行ってみた。
まず、vaioといったらデザイン。vaioの値段の9割はデザイン料だと思ってる。今回は液晶が最大解像度1600×768ってことで、かなり横長。縦はiPhoneと同じくらい。手の中にすっぽり納まる形で、持ち上げたときの感じはよかった。見た目なりに軽いし。天板も結構手が込んでいて、写真よりも実物の方が綺麗だった。
キーボードは浮石で、キーとキーの間がちょっと開いている。日本語キーボードしか触っていないが、エンターキーもバックスペースも正しい位置にあるので迷いは少ない。あれだけ小さいのに普通のノートパソコンと同じキー位置と言うのは凄いです。そして、思ったほど打ちにくくない。店頭で触った限りミスタイプは多かったが、一週間も使えば全然慣れそうだった。その点に関しては評価します。
だが、あのキーボードの真ん中にある通称「ちくび」。今会社で使ってるIBMのノートにもついてるが、正直むかつく。反応精度や速度も設定で変えられるらしいが、なんかもうイライラする。あのスペースでタッチパッドを付けろというのは無理な話かもしれないが(そもそもタッチパッドにも泣かされている)、マウスになれたアナログ人間にとってあのちくびはねえわ……
解像度の件にも関係してくるが、8型ウルトラワイドの画面に解像度1600×768は、細かすぎる……! 私は元からあまり大きい文字は好きじゃなくて、コンパクトにまとまってる画面の方がいいなあと思っていたんだけれども、近視者にとってこれは致命的にきつい。ちくびの反応がいまいちな所為でウインドウの終了ボタンをクリックするのが一苦労。キーボードショートカットを覚えないと幸せになれないと思います! というかショートカット必須。マウスは存在しないと思わないとやってられない。
そして、購入を躊躇っている人々がおそらく最も気にしているであろう点。OSがVista。ポジション的にはWindows Meに間違いないVista。
家のマシンでは確かにVistaをいれているのだが(主人が新しいOSが使いたいと粘った。私はXPが好きです)、身分不相応のハイスペックマシンなのでそれほど速度を気にしたことはなかった。へんな視覚効果とかガジェットとか全部切って軽量化もしてるけど。
だがこのvaio、遅すぎである。久々にパソコンに向かってキレそうになった。店頭モデルでいろんな人にいじられて大変なんだね、みたいな同情心は一切吹き飛んだ。遅いです。メモ帳起動に何分かかってんだコラ。仕事で使わされたらちゃぶ台をひっくり返すレベル。
店頭モデルは
・Vista Basic
・HDD 60GB
・Atom Z520(1.33 GHz)
で固定みたいなんだけど、まあ『普通のパソコンの代わりとして使おうとしたら精神をやられるレベルのもっさり感』だった。各所でもっさりもっさり言われてたけど、まさかここまでとは。(※あくまで個人的な感想です)(そもそもメインマシンにするものではない。あくまでモバイルなんだから)
しかしやはりそこにはきちんと救済策が用意されていて、SONY STYLEでオーナーメードすると
・Vista Basic
・SSD 約64GB/約128GB
・Atom Z540(1.86 GHz)
という素敵スペックが選択できる。値段は上がるがね……。いっそXPが選べたらもっとよかったのに。
店員によると、HDDではなくSSDを選ぶことによって、マシン起動の体感速度が上がるそうだ。あと聞きかじりだけど、ディスクを使うHDDよりもフラッシュメモリであるSSDの方が振動に強くて破損の危険性がちょっと減るらしい。くるくる回らないからかな? アクセスも速くなるようだ。
プロセッサは最速のものを選ぶに越したことはないと思う。デフォルトでもメモリは2GB入ってるわけだし、このスペックなら結構さくさく使えそうな気がした。プラセボ効果かもしれないが、AtomZ540・HDD・Basicのモデルは体感速度がZ520搭載マシンよりちょっと速かった。少なくとも、ちゃぶ台をひっくり返さずにはすみそうだ。
しかしオーナーメードの難点は、実機を自分で触れる場所が少ないと言うこと。つうか触りたくていったのに、オーナーメード対応店のはずが店頭モデル+ちょっと、しか置いてなかった。実機を一度も触らずに買ってしまうのは、イタリア万年筆を通販で買おうとしているときのドキドキ感に似ている……(まだ恐ろしくて一度もしたことがありません)しかもこのスペックだと10万円軽くオーバーだからね。清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟じゃ効かないよね。
結局購入は見送りましたが、何か?
考えてみれば喫茶店でネットする必要性ってあるのかどうかわからないし、そこで考えをまとめるためにテキストを打ちたくなったって、私にはモールスキンと万年筆があるじゃない!
電脳小物スキーとしては魅力的な機械だったが、必要性とかリアルに考え始めると購入は躊躇われた。これを買うならもうちょっとがんばって上位機種、せめてB5サイズくらいのさくさく動くtypeZとかの方が後々きっと幸せになれるはず。本当はMacノート欲しいんだけど、職場も我が家も完全Windows環境なので今一歩踏み出せないでいる……ソフトとかいろいろ面倒もあるし。
だがいろいろ展示してあるモバイルパソコンを触った結果、私の脳裏をよぎったのは『安物買いの銭失い』という諺でしたとさ。先人賢ーーーい!
使用感が一番よかったのは(憧れも含めて)Macたんだった。Mac Book Air欲しいよ……あれほどじゃなくても、もうちょっと重たいのでもいいけど。あとはHPのモバイルノートが意外とさくさく動いたこと。typePを触ったあとだっただけに『神速!』って思った。同じVistaでもCPUでこれほど違うのかと。
まあ結局買ってないし、購入者のレビューによると数日経過するうちにだんだん速度も出てくるようだし、ちょっと未練はある。モバイルノートの中ではやはりデザインがダントツだった。所有欲をひたひたと満たしてくれそう……
『モバイルノートを買う』と決めたらおそらくこれを選ぶだろうが、そもそも結論が『モバイルノートよりもモールスキンと万年筆』だったからなあ……これはもうだめかもわからんね

vaio typePに触ってみた」への2件のフィードバック

  1. >yojiさん
    部長はお元気ですか?(で、いいんですよね……?)
    ていうかその手がありますか……! でもそれをしたら二度とは引き返せない魔道に堕ちてしまう気がします。ゆ、誘惑しないでくださいよ……?

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