ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
日本橋三越 第10 回世界の万年筆祭

日本橋三越 第10 回世界の万年筆祭

日本橋三越で世界の万年筆祭やってたので行ってきた。会社から歩いていけたから。何とか迷わずにたどり着けた。
7階の催事場は広くて、高級な雰囲気。平日夜だった所為か混雑もなく、各ブランドのブースをゆっくり回れた。スペースも広くて落ち着いている。
とりあえずDELTAに行って、ヴィア・ベネット触らせてもらう。人が少なくて、全体的に試し書きを頼みやすい雰囲気。ちょっと雑談して、Pelikan行こうと思ったら3人くらいまとまっていたので他をうろついてみることにする。
なんか、雑誌で見たような人がたくさんいる……!
ペンクリの人とか、インクのブレンドをしてくれる人とか。うわあ、とミーハーな気分になる。ペリカンの万年筆相談も繁盛していたし、ペンクリは椅子が全部埋まってた。残念ながら現在調整してもらいたいペンはないし、ブレンドもしばらく空きそうになかったので、セーラー万年筆のいっせんごひゃくまんえんの万年筆とかをガン見。確かに美しいが、ここまでくるともう宝飾品と変わらん。でもまあ、そんなに高価な物を目の当たりにする機会など滅多にないので面白かった。
試筆ブースには団体さん(3人くらい)がいたので遠巻きに眺めるだけにした。ドルチェビータちょっと触りたかったけど、ソワレ持ってるしまあいいか。
ブレンドは今度機会があったらお願いしたいような気もする。インクに染まった石丸氏の手が職人ぽくて格好良かった。
ペンクリは一度経験してみたいが、それにはまず万年筆の調子が悪くならなければならないので、出来ればご遠慮したい。
一回りしたらペリカンブースが空いていたので、スーベレーンのM1000を試筆させてもらう。Mニブのペンポイントは四角いなあ! とか思いつつ、どうやら私にはFニブの方が向いているようだ。M800でMニブ持ってるからなあ。ペリカンは試筆用の万年筆に全部インクを入れてくれているのだが、つけペンかと思うほどボディが軽かった。確かにM1000はでかいが疲れにくいだろうな……。
ホワイトトートイスも触らせてもらえば良かった、と家に帰ってから後悔した。
『参考にさせていただきます』と魔法の言葉を口にして、その場は何も買わずに退散。見てて面白いけど、ここで買おうとは思わないわ。
欲しい万年筆を探すのに徘徊するにはいい場所だと思う。生憎私はすでに候補を6本にまで絞り込んでしまったので、あえて目を逸らした。だって試筆したらまた欲しいペンが増えてしまうじゃない。
やっぱり私はペリカンとデルタが好きなのかも、なんて再確認した。
客層はさすがに年配の人が多くて、私はかなり浮いていたと思う。客よりスタッフの方が平均年齢低そう。あと、行きと帰り同じエレガに当たった。何となく気恥ずかしかった。
入り口に鎮座する二匹のライオンに見送られ、漫画買って帰った。

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