149に入れようとKobe INK物語の海峡ブルーを買ってから、私の中でセーラーのインクの評価が鰻登り。セーラーといえば青系インクのレッドフラッシュ、書いた直後の色は好きなのに乾くとなんかぼんやりした色になる、ペン芯が赤く染まって怖い、などいまいち好きになれなかったんだけれども、何なんだろうこの手のひらを返したような気分。
結局今、これら4色を使っている。独特のぬるぬるした筆記感が癖になったようだ。使っているペンはどれも今年購入したものばかりで、まだ『歩み寄って』いない状態。ちょっとフローが渋いインクを入れるとすぐインクスキップしくさるので、試行錯誤しながらぴったりくるインクを探しているところ。
私はブルーブラックだったらセーラーが一番好きなんだが、それは書いた直後限定で、乾くと青みが抜けて凡庸な色になってしまう気がして結局使っていない。今まで使ったセーラーのインクは、大体同じような傾向があると見た(海峡ブルー、摩耶ラピス、鳩羽鼠、ブルーブラック、エターナルブルー等)摩耶ラピスは少しましかな、と言う程度。いったいなぜこんな事になってしまうのか、ブルーブラックのあの書いた直後の美しさはなぜ持続しないのか、と自問自答したものだが、要するに気にしなければいいと言う結論に達したのはつい先日の事だった。
あの現在進行形の鮮やかな色味を知ってしまうと物足りなく思えるが、乾いたあとの色だって単品で見れば目に優しくて読み返しやすいんだよね……
あと、不思議なのだが、今までどんなインクを入れてもペン先が結露してしまってたいへんだったドツチェビータのオーバーサイズ、摩耶ラピスにしてからまだ一度も結露していない。いったいどんな理由があるというのか。
それにしても、モンブラン149(EF)のペン先が結露し始めると『ああ、冬だなあ』と思います。万年筆には風情があるなあ。
セーラーはフローもいいし安心だし、もっと積極的に使っていこう、と思った。多分飽きるまで。
ちなみに海峡ブルーは、あの平べったい瓶の形は149にはすこぶる使いにくいので、ドクターヤンセンの空き瓶に入れ替えた。摩耶ラピスはモンブランの空き瓶に入れている。
セーラーの傑作は御影グレー!!!ではないかと。
あの、ほのかに青みがかった、パープルっぽい濃いグレーはすんばらしいです。
しかも入れてる万年筆がクローネのクリスタルアメジスト。
もうね、これ以上の組み合わせはありませんことよ。
でも、24日のクリスマスイブにボーナス出るから、そしたら、そしたら・・・他の万年筆に入れてるかもwww
セーラーのブルーの赤光り、みんなすんごいイヤがりますよね。
私は全然気にならない、てか、むしろ好きだったりします。
たしかにペン芯が赤く染まりますね。正確には赤と言うより赤チンの様な金属光がどうにもイマイチというか・・。
しかしセーラーのぬるぬる感とフローの良さは特筆ものですよね。
純正インクを入れたヴィスコンティがどうにも書き始めが掠れるのに我慢できなくて六甲グリーンを入れたら一発で直ったのには苦笑が浮かびます。某中華万年筆屋も中華インクよりもセーラーを一押ししてますし。
これでパイロットのような耐水性もあれば言う事ないのですがねぇ。
私的には青はパイロットブルーとプラチナBBを主力にしています。プラチナBBもかなり儚げな色変化をしますが、なにしろ紙を選ばないし結構ぬるぬる感もあって大好きです。これでやたらと酸性度が高くなければヴィンテージにも入れるのですがねぇ。(ヴィンテージにはペンマンの黒を主に入れています)
>ウサっ子三昧さん
御影グレーって忠の黒じゃなかったんですね。誤解してました。青系の黒といえばウォーターマンですが、あんな感じだったら欲しいかも……(グレーは冬将軍でちょっと懲りてました)
レッドフラッシュは、適度なら趣があって嫌いじゃないんですが、色と紙によっては『青じゃなくて赤じゃん!』みたいな事になるので……なければない方が……
>ardbeg32さん
私は逆に耐水性のあるインクは洗っても落ちないんじゃないかと不安になるんです……理性では理解しているつもりなんですが。プラチナBBは中屋にカードリッジがついてきましたが、すぐ抜いてしまいました。使ってみたいけど怖い古典(モンブランは149で使ってますけど)