ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
Rhodia Webnotebook その後

Rhodia Webnotebook その後

Rhodia Webnotebook
ルールドとプレーンをしばらく使ってみた雑感。
二つの違いは以下。
・ルールド(12束)
・プレーン(6束)
開きは断然12束の方がいい。どうも新しいものは順次12束に置き換わって行っているらしい。ルールドの方が回転が速いということか。そのうちほとぼりが冷めたころにもう一度注文して、ぜひプレーンの12束を購入したい。それとも12束をくれ、と言ったら送ってもらえるのだろうか。
6束はちょっと硬い。ぱたんと180度開く、と言えなくはないが、かなり頑張って癖をつけないと紙が浮いてくる。正直微妙……12束期待。
紙質はつるつるしている。よって、万年筆ではインクスキップが起きることもある。私はもうちょっとざらついた紙の方が好みなのだが……(フールス紙が好き)。
moleskineより黄色く厚い紙……rhodhiaのノートパッドとは全然違う色合い(クレールフォンテーヌの紙だから当たり前かもしれないが)(たしかにクレールフォンテーヌのノートと似た書き味だけど、この紙は黄ばんでいる)
吸水性はよさそう。インクがよくにじんでいたころのMDノートにちょっと似てるかも。
1枚1枚は厚みがあって、コシもある。上等な紙だなあ、という印象。インクはローラー&クライナーのヴァーディグリース以外は今のところ滲み・裏抜け発生せず。まあ、これがメインのインクなんですけどね……これも、インクだまりの部分で1pxくらいぽつぽつと抜けるだけなので、別に気にはならない。抜けない方がいいに越したことはないけど。
あと、ルールド(=新しい方)の方が、裏抜けも少ないかも。微妙にざらついた印象もあるようなないような……どっちがいいかと問われたら、12束の方が断然いいとおもう。早く在庫さばけますように!
ゴムバンドは、のびしろが少ない。いつか伸びきってしまうような気がする。ちょっと怖い。
しおりは丈夫で、あんまりほつれなさそう。猫がかんだらほつれそう。
ポケットは丈夫。内表紙とポケットが黒いので、なんか高級感があるような気がする。
総合的に見て、「紙質が劇的に改善されたmoleskine」とみて問題ないようだ。どうしてもmoleskineがいい、でもあの紙質だけは許せない! という諸兄は移行を検討してみるのもいいかと。ほぼ一緒だから。
あと、ドットにすごい興味がある。スクエアはなんとなく使いにくかったけど、ドットならやれそうな気がする。今度買ってみようかなと思った。
ところで、現段階で万年筆で書きやすかったA5ノート(完全主観)を挙げてみると、
1.萬年筆くらぶ オリジナルノート
2.GMUND
3.美篶堂 みすずノート
……かなあ。
満寿屋のMONOKAKIは、ノートカバーに入れたらぺこぺこしてインクスキップが多発したため使用を断念(原稿用紙の方は全然そんなことはないのになあ)、LIFEのノーブルノートはつるつるしすぎ……あとやっぱりノートカバーでぺこぺこしすぎ……MDノート然り……
結局、「ハードカバー」って条件が外せなかったんじゃないのかと思う。フェンテノートはハンス・オスターのノートカバーでハードカバー化してるからランクインした。
ほんと、すげーかっこいいノートカバー(owl)買ったのに超残念だよ。ハードカバーだと、使い終わったノートを本棚に並べておいてにやにやしながら読み返す、というコマンドが使える。ソフトカバーだと、めくった時になんかしょんぼり……どうせ大して読み返しやしないのだが。まだ道具に踊らされてるのかなあ。
最近気になってるのは、アピカのPremium C.D. NOTEBOOKだけども、これってどうなんだろう。紳士じゃなくて淑女だけど使ってもいいんだろうか。

9 Comments

  1. やはり紙質って大切ですよね。
    元々ムジの手帳をサブに使っていたのですが、紙質が悪くモレスキンに移行しました。
    今年はクオバディスです。現在のところ時間がなくボールペン書きなぐりで使用していますが、今から万年筆で余ったページに太さ別に線を引いてみます^^

  2. ardbeg32

    むう、ノートカバー不調ですか。
    コクヨS&T カバーノート(システミック) 2冊収容タイプ セミB5
    こいつはお使いになってみました?これがあれば、別に紳士なノートでなくても
    phttp://www.apica.co.jp/cgi-bin/sogosearch.cgi?fo=&smod=1&catg=000200020003
    で十分使えます。

  3. ウサっ子三昧

    うほ、みすずノートランキング入りですか。
    私もお気に入りのノートだけに、好みが被ってますね。
    私は今満寿屋のモノカキを使ってますが、ノートカバーの違いでしょうね、インクスキップが起きることもなく快適に使えています。
    でも、もともとクレールフォンテーヌのあの分厚いどっしりした質感の紙が好きなので、満寿屋の薄さはあんまり好きになれないかなー。
    ロディアのウェブノートブック、日本でも発売されたらいいのに!ヘビロテするのに!
    私には海外通販はハードル高すぎますorz
    ちなみに明日、お引っ越しで荷造り全然終わってませんwww
    現実逃避中。

  4. 深崎

    >だらだらとさん
    紙質だったら、モールスキンは最低ランクではないですかw ノートとしては大好きなので、余計にかわいさ余って憎さ百倍です……背割れも結構勢いよくしますしねえ……日本が資本を買い取って中身はフールス紙で作ってくれればいいのに!
    >ardbeg32さん
    owlはやっぱり丸いですね、浮きます。わかってたことだけど……1年くらい使えば……と期待していたのですが、完全フラットとはいかなかったようです。それでもだいぶこなれましたよ。あとは中の紙の問題で、多少ざらっとした紙製のノートなら行けるんじゃないかと思っています。フールス紙とか(一押し)なので、紳士な奴のクリームの方にはちょっと期待しているのです。
    コクヨのノートカバー……ハードカバーがいいので、残念ながら……
    >ウサっ子三昧さん
    うーん、やっぱりカバーのせいですか。原稿用紙は一切スキップしないのにノートになると、ってのはおかしいですもんね。
    クレールフォンテーヌは、やわらかくて衝撃吸収素材っぽい感じがします。90gって分厚いなあ。
    webnoteookは日本発売したら3400円くらいですかねw ぼったくられそうwwww でも買うけど。
    お引越し、無事終わりましたでしょうか?

  5. funk

    ヒトのせいにして本当に恐縮なんですがこちらの記事で我慢できなくなってアピカのpremium C.D.Notebook購入しました。まだ前半のほんの20ページばかりに書き込んでいるに過ぎない状態ですが、またこの記事に触発され米アマゾンに発注していたwebnotebookが本日届きました。
     モノカキでもないワタシは大量のノートをどうするつもりなんでしょう?
     ベタですがdolch vita oroとおそろいです。
    https://plus.google.com/102782224952190526663/posts?hl=ja

  6. 深崎

    >funkさん
    まだwebnotebookが半分くらい残ってるので紳士の方は待機中なのですが、使うのも楽しみです。
    アメリカアマゾンから注文ですか。もしブランクの方を注文されたのでしたら、紙が12束だったりしますか? 家に来たのは6束の方で、微妙に開きが悪いです……多分12束の方が今後主流になっていくと思うのですが、私も在庫が入れ替わった頃に、もう一度注文してみるつもりです。

  7. funk

     amazonで発注しましたが、ワタシ英語が死ぬほどニガテなんですお恥ずかしいハナシですが、日本で言うところのマーケットプライスみたいなカンジでamazonに出店しているところから購入したような気がしますがサダカでありません。
     で、6束です。開き悪いです。
     オレンジはかなり派手でフォーマルな会議には持ち込む勇気が出ません。

  8. 深崎

    >funkさん
    6束来ちゃいましたか。
    私はルールドとプレーン両方買ったのですが、製造年月日が新しいルールドは12束、古い(ちょっと焼けてた)プレーンは6束でした。多分、12束に順次置き換わっていくんでしょうね……在庫がはけた頃を見計らってもう一度注文してみようと思ってます。
    12束の方は、開き良いですよ。
    オレンジは凄そうですね……!

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