ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
PLOTTER レザーバインダー

PLOTTER レザーバインダー

毎年手帳の季節になると、手帳に書き込むスケジュールなどないくせに妙にそわそわした気分になってネットを眺めてみたりしてたんだけれども、とうとう我が家にもシステム手帳が導入された。

ここ数年、実家から猫をもらってから、記録がてら毎日日記のようなものをつけていたんだけれども、ほぼ日手帳ってトモエリバーだから万年筆で書いても裏抜けしないし素晴らしいけれども絵具の乗りが悪かったりいやそもそも絵を描くための紙じゃねえよアレは、って思いがなんとなく頭を離れなかったので、今はA5サイズのスケッチブックに絵日記描く方式に落ち着いた。

でもそうすると、今度は、読んだ本のメモとか猫砂の交換タイミングとか、たまにちょっとメモしておきたいことを書き込む場所がなくなる。特に本は積ん読してるのに忘れて同じの買っちゃったりして危険。しかし私はほぼ日WEEKも挫折している人間である。ではどうするか。見開き1ヶ月ホリゾンタルのリフィルを使えばいいじゃない(悪魔の囁き)

そうかリフィルなら毎年本体を買い換えなくても増えたらバインダー的な何かに保管しておけばいいし……バインダー本体を買い換えたら気分も変わるし……あれ、いいことずくめじゃね? 毎年、年の瀬にほとんど真っ白な手帳を眺めてああ無駄な買い物しちゃったなあ、って反省(する振り)しなくて済むんじゃね?

と言うわけで表題のPLOTTER A5バインダーですよ。わたくし、システム手帳特有のあのバンド? 留め具? さし込む奴、が苦手で、それがないシステム手帳を探してたら、この、シンプルイズベストが過ぎる潔いデザインのPLOTTERに辿り着いたわけです。

一枚革にクラウゼのリング付けただけで諭吉二人分以上になるわけで、えっなにそれ革じゃん、って思うんだけど、他の本革システム手帳いろいろ眺めてる間に、あれ……ちょっとお手頃価格かも……って洗脳されていた。5万ってなんだよ万年筆買えるじゃん。しかし考えてみたら文房具に普通に数万払って(時には10万超えることもあった)上手くもない字を書いてニヤニヤしてるんだから、まあ今さらですよね……ってことでポチった。

革はリスシオのブルーにした。経年変化がすごいと噂のプエブロのネイビーにするか迷ったんだけど、経年変化がすごすぎて最終的にはほぼ黒になる、と言うのを先人のブログで知って、大人しくブルーにしました。

写真だとブルーだけど、実物を見ると青緑、という感じ。私の好きな色味だったので良かった。公式オンラインショップの画像の色味が一番近いのでご参考までに。

手触りはちょっとざらざらして、撫でると気持ちがいい。まだ新しいので乾いた感じがするけど馴染みだしたらしっとりするんだろうなあ、と言う印象。よくトラベラーズノートと比較されるけど、あの革よりはしっとり感がありそう。まあ値段も大分違いますし……

結局トラベラーズノート、リフィルが描きにくいので死蔵してるけど、いつかいい使用方法を思いついたらどうにかしたい(いっつもそう)(思うだけ)

で、これ、リフィルがいいんです。本体持ってない家からリフィルだけは買って使ってて、裏抜け将軍R&Kのヴァーディグリーズでも全然抜けない。真っ白ではない微妙なクリーム色といい、控えめなグリッド(2mm)といい、完全に私好みな紙だった。純正リフィルの存在がPLOTTERにした決め手の一つでもある。わりとマジで。

リフィルはノートみたいになってて、1枚ずつ剥がして使える。保存しておくときバラバラにならなくて大変良いです。クロッキー用紙とか画用紙とかA4用紙とかラインナップも豊富で、ついうっかりいろいろ買ってしまった。

あとは、リフターとかリングフィッターとか……しょうがないよね、スタートアップはある程度……

まあ、ここまでPLOTTERのことをつらつら書いてきたのですが、最終的に読んだ本の記録はバイブルサイズのシステム手帳に書くことになりました。はい、土屋鞄です。まだ到着していないのでアレですが、これで毎年手帳を買わなくて済む、この一言だけを免罪符にポチりました。5〜6年で元が取れるはずだよ。いい革の手帳は一生ものだからね!(免罪符2)

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