ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
DELTAとMONT BLANCのペンケース

DELTAとMONT BLANCのペンケース

DELTAとMONT BLANCのペンケース
自宅ではマッジョーレの6本差しを使ってたのだけど、万年筆携帯したいなあ、と言うかペンケースが欲しいなあ、と数ヶ月逡巡するうち、DELTAのペンケース(マレキアーロ)がメーカー廃盤になってしまった。まあしょうがないか、とさらに数ヶ月、もうペンケースは布でいい。万年筆を会社にもって行っても使わないし。何か可愛くて開けやすいのはないものか、と探し回った挙句辿り着いたのは伊東屋。危険地帯。
最後の最後で手にしていたのはモンブランの3本差しだった。だってホワイトスターが可愛かったから……!
3本差しにしたのは、一応中に間仕切りがついてるんだが途中で終ってる。3本差すと下の方でぶつかってボディに傷がつきやしないか、と心配になったから。両側の2箇所に入れて真ん中を空けておけばいいじゃないか。あと、3本差しが一番、形のバランスが良かったから。
しかし、ホワイトスターが曲がってるのはご愛嬌なのかね。在庫見せてもらったけどみんなそうだったので、そういうものかと諦めた。
それで勢いがついてしまって、帰宅してからDELTAのマレキアーロまだ手に入れられるところを探した。というか、ペン先みたいに個体差がないものを買うのは、店頭よりもネットの方が格段に安いことをその時になって思い出した。モンブランはそもそもネット販売しないみたいだけど。
そして本日、佐川急便によってわが手元にマレキアーロ様が御光臨遊ばしたわけです。あれ、真ん中のスリットの内側の革はブラックなんですよ。手触りはモンブランよりも柔らかい感じ。マッジョーレのオレンジよりはビビットで、どちらかと言うと女性向の色と形。モンブランがマルチェロ・マストロヤンニあるいは『永遠と一日』のブルーノ・ガンツだとすると、デルタはグレタ・ガルボかカトリーヌ・ドヌーヴかなあ。
皮膚に馴染むのは断然マレキアーロだが、モンブランの経年変化にも油断できない。
とりあえず、両方に革用の防水スプレーをかけておいた。マッジョーレも使い込んで汚れたり川の栄養が足りなそうだったので、クリームを塗って防水スプレーでお手入れ。革は手入れをすれば長持ちするんだなあ、と最近悟った為。
でもまあ、これらペンケースを携帯する場合、万年筆は1本で、もう1本はハイテックCコレトなんだけどな。お高くとまったペンケースに、300円弱のペンを入れて持ち歩く。申し訳ないような気分になる。
しかし、DELTAのペンケースにDELTAのペン、MONT BLANCのペンケースにMONT BLANCのペン、って最強だなあ。特にモンブランはマイスターシュテック149でボディがでかいので、ペンケースに入れたとき蓋を閉めても横からホワイトスターがちらっと覗いている。にやにやしてしまうよね。よく考えて作ってあるのだなあ。
明日からはどちらを携帯しようか、という贅沢な悩みを抱えつつ。

One comment

  1. ケースへの思い

    ※写真中央の(WHI)は現在生産しておりません。・ソロモンvsハジ「チェロケースの怪」・DELTAとMONT BLANCのペンケース・ ばいおりんケース♪・映画『ホーンティング』/読んだメモ『ハルモニア』・[アニメ]BLOOD+「信じるチカラ」#33・良疲。・アイコンの見方・黒い

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