ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
ONOTO シェブロン

ONOTO シェブロン

ONOTO THE PEN
第2弾はシェブロン。本当にそういう名前かは知らないが、とりあえず20年代のものらしい。『私のイメージするオノト』をそのまま体現したようなフォームなので、多分一目惚れ。買うか買うまいか、散々逡巡した挙句諦めて丸善の下りエスカレーターに佇みながらそれでも未練がましく旦那に電話してぐちゃぐちゃ言ってたら、残業中で面倒くさくなった旦那、「そんなに欲しいなら買えば」
散財する妻を諌めるのが夫の役目ではないのかと反論したが弱腰。旦那も前々からオノトが欲しいって言ってたしなあ、と、対自分言訳回路発動。どうせ資金は私の貯金から出るのだし、たまには貸してあげてもよくってよ、とばかりにUターン「やっぱり買います」
立ち去る前に何度も試書きをさせてもらっていたので、後はもう話が早かった。預り証に追記してもらって、カモった店主とカモられた客が双方笑顔で大団円。いや、カモられてはいない。だって欲しかったんだもん。だがあの時ヴィンテージ万年筆フェアのブースに戻っていった私は誰が見てもネギ背負ったカモにしか見えなかったろう。
ONOTO THE PEN
ペン先はF相当。もう少し細くも太くもできますよ、とおっしゃられたがとりあえず現状維持でとお願いした。マーブルの方が太字だったからこっちは細くてもいいや、と思ったんだが、そういや細字のオノトはもう持ってたんだった。
ペン先は柔らかく、腰が強い。夏目漱石が使っていたモデルに似ているが、あちらは両ベロ式なのだよとわざわざ資料を持ち出して教えてもらった。旦那は常々「夏目漱石が使ってたのと同じオノトが欲しい」といっていたので、まあ似てるからいいよね、つーかそんなのいくらすると思ってんだよ、と、この万年筆を渡そうと思っていた。
が、かわいくてたまらないので自分で使います。たまになら貸してあげてもよくってよ。
書き味についてはまた後日。とりあえずは自慢です。

2 Comments

  1. たがみ たけし

    やっぱり絶好調じゃないですか!しかもオノト2連発とは!完全にヴィンテージの魔道にハマってますね(笑)!
    こういった記事を見るとなんか自分の物欲もフツフツと沸き立ってくるようで何かヤバい気がしますが、良いとしましょう(笑)!
    これからちょっとebayに行ってきます~~~!

  2. 深崎

    >たがみさん
    これでオノトは打ち止めにしたい……! とは思っていますがどうなることやら。多分ebayに行ったら戻れない気がするんですよね、私……。理性さんにはほんとがんばってもらいたいものですよ……

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