ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
Montblanc #242

Montblanc #242

Mont blanc
手持ちのモンブランを並べてみた。上から順に、149、146、142、242……あれ、一つ多いよ?
一番下の新入り、#242は、ペンクラスターさんで入手。いや、あそこの辺りね、かわいい猫がいるんですよ。かなりの高確率で遭遇する。そして遊んでくれる。もったりしたかわいい猫です。メタボ。だからつい足が向いてしまうんです。猫の写真を撮りにいったんだ、本当だよ?
猫いち
猫に
猫さん
長さは大体140mmで、142とほぼ同じ。細くて149なんかを使い慣れている自分にはちょっと小さすぎるかと思いきや、以外に重量があってキャップを付ければ問題なく気持ちよく書けるのです。そもそも私が、万年筆のサイズにあまりこだわらない所為もあるか。
Mont blanc #242
解りにくいが、キャップにはモンブランのロゴ。空気穴も開いています。穴のエッヂがぽてんとしててかわいいです。
Mont blanc #242
ペン先はOMだった。サイト表記はOBだったような気もするが、まあどちらにしろオブリーク。私には向いているらしく、普通のよりはインクスキップしない。オブリークあんまり人気ないみたいだからその辺を狙っていけばいいんじゃないかと思った。すでにヴィンテージの茨道に踏み込むこと前提で。
Mont blanc #242
インク窓はオレンジです。青よりオレンジの方がきれいな気がするんだ。青は持ってないけど。オレンジと言うか飴色というか、なんとも時代を感じる色合いで、ヴィンテージって面白いなあと思う。インクを入れたら全然見えなくなった。
吸入は、お尻の小さなキャップを開けるとつまみがあって、回転させるとこのインク窓の中をコルクが上下する。コルクにしみこんだインクが完全に落ちないのが心配なんですけど……というか、この吸入機構は硬い。構造上仕方ないんだろうけど、親指と人差し指の皮がむけそうだった。まだちょっと感覚が変。
Mont blanc #242 & 142
142のペン先と比較。142よりもイリジウムの厚みがある気がする。ペン先自体の大きさはほぼ変わらず。これだけみても、「別に買う必要なかったんじゃないの……?」と言う私の中の理性さんが囁きかけてくる。弱いけど。理性さんもう少しがんばって!
Mont blanc #242 & 146
146(現行品)のペン先と比較。ペン先金属の厚みは言わずもがな、ペン芯も242はスマートです。なんか常に濡れているけど。書き味は全然違う。やわらかいと思っていた142とも異質な感じ。と言うか現行品は硬いんだなあ、と改めて思い知った。ヴィンテージ146とか欲しいけど、値段を見て理性さんががんばってくれた。感動した!
Mont blanc #242 & 146
ホワイトスターはアイボリー。146よりも輪郭がもったりしていてまるでメタボキャットのようでかわいいです。クリップの根元ちょっとはげてるけど気にしない。どうせどこかにはさんだりすることもないし。私にとっては、デザインとしては必要だけど機能としては必要ないらしい。だってあんまりはさんでたら根元がバカになっちゃうかもしれないし、そもそもペンを胸ポケットにはさむような服装をしていないし。でも白衣のポケットにモンブランさしてたら格好いいかなあ。文系メガネ男子の次に好きなのは理系メガネ男子です。
ちなみに書き味の方は、ちょっとした理由がありまして川久保万年筆さんで調整してもらったら見違えるようになりました。見違えると言うか、全く別のペンみたいになった。万年筆のポテンシャルを全開まで引き出してもらったような気がする。インクはドクター・ヤンセンのゲーテを入れた。フローがいいからほとんど黒に見える。渋い組み合わせにひとり悦に入っているところです。反省はしているが、後悔はしt(ry

7 Comments

  1. takaya

    サササ・・・サプライズです!!!!!!
    暫くインクネタでしたが、やっぱりやってくれましたね~。さすがって言うか うらやましーーーです。
    さーてインクは何にしますかな?
    まずはおめでとうございました。

  2. たがみ たけし

    ふふふ…ついにやってしまいましたね~ヴィンテージはなかなかに奥の深いもので、憑いたら離れないものですね~
    そう言う自分もドップリです!しかし242とはまたシブいところをチョイスされましたね!自分は深崎さんの選ばれなかった146あたりがほしいな~と!しかし実際の狙い目は144の50年代ですね!値段はそこそこ熟れてるし、いつかゲットしたいですね!

  3. 深崎

    >takayaさん
    サプライズです……自分的に。財布の紐がゆるすぎます。残高は有限です! 経済観念のない人間はカード作っちゃダメ、絶対。
    インクはヤンセンのゲーテにしました。なかなか素敵です。
    >まずはおめでとうございました。
    ありがとうございました。
    >たがみさん
    146は高すぎます! 今500円玉で30万円たまる貯金箱にせっせと溜め込んでいる最中ですよ、146貯金を!(ドルチェのオーバーサイズでもいいよね……)
    144はそういえば触ったことないな……いやいや、ヴィンテージは奥が深いです。モウコリゴリデスヨー(棒読み)

  4. はじめまして

    こんにちは。
    万年筆談義、楽しいですね。初めてブログに訪問させていただきました。
    私の虎の子のモンブランは、146のボルドーです。
    だけど悲しいかな、かばんから落っことして、てっぺんのホワイトスターに穴があき、メンテに持っていったら「廃盤品でキャップの換えがないので修理的ません」と言われてしまった、かわいそうな子です。自分でコーキングをつめ、マニキュアのトップコートで保護してますが・・・。
    ざっとブログを拝見した限り、ドイツ系のブランドがお好みなのでしょうか?
    あ、でもデルタのネタもありましたね。
    自分は次回、ドルチェビータのウェイを購入予定です。
    同じ女性の万年筆好きとして、ブログ応援しています。
    またお邪魔しますね。

  5. 深崎

    >はじめましてさん
    初めまして、コメントありがとうございます。
    ホワイトスターに穴……悲しいです……ボルドーは一度だけ実物を見たことがありますが、深みのある綺麗な色でした。
    私はドイツブランド、と言うよりもモンブランが好き、なようです。最初のうちはつまらんデザインだなあと思って敬遠していたのですが、149ではまってしまったんですね……デルタはでデザインも書き味も大好きです。ドルチェビータにするかウェイにするか悩みまくった日々が懐かしいです。ウェイご購入の際には、是非感想などをお聞かせください。
    今、ひそかに狙っているのはマリーナ・グランテです……
    >同じ女性の万年筆好きとして、ブログ応援しています。
    >またお邪魔しますね。
    こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。

  6. ウサっ子三昧

    >深澤様
    レスありがとうございます。
    デルタのウェイを探していたら、こんなペンが!
    http://www.goldspot.com/Delta_pens/Passion/DP84340M.html
    海外の通販サイトですが、いろいろ調べてみたところ、14金ニブでなんと30,350円ぐらいで買えてしまうみたいです。もちろん日本には未入荷。
    他には深みのあるレッドと、真珠色のホワイトボディ(デルタのオールドナポリみたいな色)のものがある様子。
    関税も2000円かからないぐらいみたいですし、ちょっと個人輸入にチャレンジしてしまうかもしれません。英語はハローぐらいしかわからないくせに、俄然やる気を出してしまったぐらいの一目ぼれです。
    サイズはどうやらドルチェビータのミディアムぐらいでしょうか。
    ちなみにマリーナ・グランデ(実物見ました。すっごくきれいですよね!)は46,000円ぐらいみたいです。

  7. 深崎

    >ウサっ子三昧さん
    あーこれのホワイトいいですよね……デルタは日本未入荷のモデルがたくさんあって憎いです。でも海外通販を躊躇ってしまう私は英検4級ですよ!
    個人輸入の暁には是非感想をお聞かせ下さい。私はオールド・ナポリのホワイトで我慢します、いや、満足ですwww

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