本当は、買うつもりなんか無かったんですよ? でもね、ほら、1個だけ残ってたから……つい……
月夜はずっと興味はあったんだけど、ブルーブラック使わないし、なんかどこに行っても在庫がないし、で、何となく買わずにいた。しかし自分的にどういう風の吹きまわしかは知らないが、最近どうも黒以外のインクに興味が。ブルーブラックとか、レーシンググリーンとか。
写真に写っている万年筆は、十数年前父が誰かからもらったプラチナで、数回にわたって超音波にかけてようやく使えるようになった代物。このシルバーのボディからブルーブラックが出てきたら渋くていいんじゃないかなあ、と、妄想してみたら止まらなかった。
ペン先は極細なので、いまいち濃淡とかはよくわからない。インクフローは良好。比較のため、モンブランの黒で書いた文字を付記した。『月夜』という言葉から私が想像していたよりは青味が強いようだ。田舎の、満月の夏の夜の色かな。
しかしどうもブルーブラックというのは年配に見える。「万年筆だからな!」という色合いをしている。祖父の日記がこんな色のインクで書いてあったから、その印象が強いのかも知れん。渋い色合いなので、使い勝手はよさそう。仕事でもプライベートでも。
ちなみに、紙はLIFEのバンクペーパーだ。