ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
ほぼ日手帳2024 HON

ほぼ日手帳2024 HON

2016年頃からほぼ日手帳を使ったり使わなかったりしていて、オリジナルとカズンを行ったり来たりしていたのだけれども、結局年間スケジュールとか月間スケジュールとか全然つかわねえなあ、おまけページも読んだことないし……と思って去年はヒグチユウコ手帳2023にしてみたんだけど、やっぱりこれも月間スケジュールとか白紙だし(そもそも手帳に書き込むようなスケジュールが皆無)万年筆のインクは滲むし来年はどうしよっかなーと思ってた所にほぼ日手帳の紙が来年から変わるという情報を得た。

トモエリバーの製造中止に伴って、2024年分から本文紙がトモエリバーSに変更されるそうですよ。大分前から話題になってたみたいだけど全然気がついてなかったな。でもこれが決め手になって来年の手帳会議は早期に決着、問題はオリジナルにするかカズンにするか、アベックにするかどうか、という点に絞られたんだけど、ランナップみてたらHONってでてたんですね……

手帳本体とカバーが一緒になった張り手帳、とのことで、これでほぼ日のカバーどうする問題から一気に解放される……? と、ラインナップを眺めていたら牧野富太郎のヤマザクラがかっこよかったので即決した。

背表紙にも2024の文字が入っていて確かに本っぽい。本棚に並べて置いたらいい感じに見えそう。

表紙はざらざらしてて図書館の隅で誰にも顧みられず埃を被ってる全集っぽい。年号は箔押しですかね。すれて汚れそうではあるけど、それがまたいいんでしょうどうせ……

裏は白い。どうせなら全面ベージュっぽくしてくれても良かったのに(多分ここにマスキングテープ貼ればいいんでしょ)あとやっぱ汚れそうなので、HON用のクリアカバー買っておいた。ビニールの手触り好きじゃないしカバーの内側に消しゴムの滓とかたまって汚くなるから結局は外すかも知れないけど。

何もせずに適当なページを開いておいたところ。多少浮いてるようには見えますが、ちょっと押せばフラットになるし使っていく内にいい感じに開くようにはなりそうなので180度フルフラットを重視するノートマニアの方にも安心の構造です。まだ買ったばっかりだからね、癖をつけるのも躊躇われたのでこのまま写真に撮りました。

HONには簡易ペンホルダー付きの下敷きがおまけでついてくるんだけど、せっかくなので牧野富太郎の下敷きも一緒に買った。ほぼ日の下敷きって1年通して使ってると結構汚れたりインクが沁みたり汚れたりする(使用には問題ないけど)ので、これも1年後には……と思う。そして来年の下敷きを買わせるつもりだな商売上手め、と思いながらつい買っちゃう。

開いたところ。中身はいつものほぼ日と同じなので……トモエリバーSも手触りとかの違いは良く分からないな……その辺のレビューは詳しい人にお任せして、私はまあ万年筆のインクが裏抜けしなきゃそれでいいや。

公式には「厚みがあるのでカズンのカバーは使えません」的なことが書いてあったけど、入れてみたら入った。若干窮屈だしカバー掛けたらHONのレーゾンデートル的な部分が侵食されそうな気がするけど、まあその気になればカバー使えそう。使わないけど……

ちなみにこれは2022年にカバーだけ買ったソール・ライターです。松本大洋のと一緒に買って、結局使わなかったので渡邉製本のSeven Seas CROSSFIELDいれてる。丁度いい厚みとサイズです。本文紙もトモエリバーだし……

まあぶっちゃけた話、年間スケジュールも月間スケジュールも使わない、おまけページも読まない、本日のお言葉も特に必要ない、という私がほぼ日を使うメリットはほぼないんだけど、何となくほぼ日買ってしまう。方眼も絵を描くには邪魔だしなあ……とここまで来ると普通に無地のノート使えばいいじゃんって理性さんが囁いてくるしそれは紛れもなくド正論なんだけど、365ページ欲しいの……日付だけ入ってて無地で水彩絵の具が使えて万年筆のインクが滲まなくて糸かがり製本でA5サイズのノートってないですかね????

なんかこう、多分「日記」ってフォーマットが固まってるのがいいんだろうなほぼ日……ただの無地のノートだと自由すぎてどうしましょうって思ってしまうし(書き殴るにはその方がいいんだけど日記だとある程度の枠があった方がわかりやすいしやりやすい)あと見返すのが面白いってのもあるわね。

そういうわけで来年は私もほぼ日ユーザーに返り咲きです。糸井重里に踊らされてる感じはあるけどまあ楽しいからいっか、という結論で……

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