ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
HERZ 棒屋根かぶせバッグ

HERZ 棒屋根かぶせバッグ

一目惚れして7年ほど使ってた革製のバッグに猫がおしっこを(割とガチ目の量)引っかけて早1年……通勤用に変わりのバッグが欲しいけど欲しいバッグが売ってない! と言う悲劇的状況に甘んじてきたのだけど、今回やっと覚悟を決めて購入せしめた。

結局HERZっていうね……棒屋根かぶせバッグにしました。色を最後まで迷って、表参道の店まで行って経年変化したサンプルを眺めながら結局赤にした。オリーブと最後まで迷ったんだけど。オリーブ、エイジングするとほぼ茶色になるじゃん……緑風味残して欲しいんだよね……まあ赤もほとんど焦げ茶になるんだろうけど……

ちなみにこちら、やっぱり7〜8年は毎日鞄に突っ込んで持ち歩いていたフルハルターのペンケース。カルテットのパパベロ? だったかな……最初の1回しかオイルとか塗ってない、蓋のところ猫に噛まれてなんか歴戦の勇者みたいな感じになってるけど、こんな感じで熟成してくれればいいなあと思ってる。

意味もなく映り込む万年筆。このペンケースは堅牢なので、ちょっとした満員電車でもみくちゃにされても中の万年筆を立派に守ってくれます。コバのところも磨いたことないけどつやつやして綺麗。

まだミンクオイル塗りたくっただけで(HERZではラナパー推奨)中身入れてないけど、多分結構な重量になる。荷物多いし……大体持ち歩いてるのは、OWLのA5ノートカバーに入れたノートと上記ペンケース、財布、携帯、DAP、本、あとカード類とか細々したものだけど、本がヤバい。文庫ならいいけど単行本はマジでヤバい。肩が死ぬ。

ので、肩当てを買いました。ないよりはある方がいいと聞いたので。まあ荷物減らせばいいし、重量だけ考えるなら革のバッグなんか使わなきゃいいんだけど、使い込んだ革鞄って素敵やん……? 

サイズ的には、大体A4サイズが入りそう。マチもまあまああるので、単行本で言ったらぎりぎり「紙葉の家」とか入りそうな感じ。肩は死ぬけど。

横のところにボタンがついてて、横から見たらちょうど涙型になってきっと素敵だと思う。なにより、持ち手のところに本当に木の棒が入ってるのが面白い。大正から昭和にかけてよく旅行鞄として作られた型らしいです。クラシカルな感じが購入の決め手になりました。本当はもっとポケットがたくさんついてるのがよかった。ほんとはね。
冬場はコート着てるからいいとして、夏とか、携帯何処にしまったらいいのかわからない。DAPとかも……バッグインバッグとか使った方がいいのかな。また重くなるけど……

あと、3WAYだからリュックにもなる。万が一の時のために。

大事にすれば20年以上使えるはずなので、いい感じにエイジングするといいなあと思う。20年後の自分は想像したくないし、受け継いでくれる相手もいないけど。
まだ革が固いけど、使ってく内になじんでくるのが楽しみです。

大体、転職して初出勤前日に猫がバッグにおしっこするってなんなの……働くなってこと? いや私だって働きたくなんかないんですよ本当は。でもあんたの飯代稼ぐためにいやいやながらも出勤しようとした私に対してこの仕打ちってあり得なくない?

とにかくそれ以来、床に鞄を放置するのはやめた。私は学習するのだ。いつまでも猫の支配下に甘んじてはいない。

ちなみに犯人はこいつ。現行犯逮捕した。

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