アサヒヤ紙文具店　クイールノート マーブル

なにやら重厚な箱に入っている物が届いた。
先日、拙ブログのコメントで「クイールノートにA5がでてる」と教えていただいて光の速さでポチったこのノート。アサヒヤ紙文具店さんのオリジナル「クイールノート マーブル」でございます。
以前A6サイズのクイールノートを購入し、開き具合とかインクとの相性とかすばらしくて、これでA5サイズが出たら完璧なのになあ、と常々思っていたのだった。
なんといっても、中身が満寿屋のクリーム紙だからね。インクの裏抜けとか全然問題ないってことは分かってた。

マーブルの名の通り、表紙になんともいえない模様がある。クイールノートと同じ材質の硬い表紙に、部分的に模様紙が張ってあるかんじ。この模様は色も種類もたくさんあるのでかなり迷ったが（何冊も買えるほど安くはないので）とりあえずグリーンを買ってみた。赤とかオレンジも欲しかったな。

開きは文句なし。何も押さえていない状態で、真ん中あたりでもぺたんと開いている。本文紙の枚数は152枚。枚数はモールスキンやwebnotebookよりは多いけれども、一枚あたりが薄いのでトータルではそれほど分厚い・重い感じはしない。
中身は、まさかの8mm罫線。初代クイールノートと同じ5mm方眼使ってくるかと思いきや、なんと新しい罫線！
正直無地がよかった。ていうか無地欲しい。まあこれは日記として使おうと思っているので、罫線の方がありがたいのだが……これで無地もあったらよかったなあ。でも初代クイールノートも罫線は1種類しかないので、マーブルも今後増えないのかもしれない。
万年筆での筆記を想定しているらしく、太めの8mm罫線。満寿屋のクリーム紙は書いてみるとしゃりっとして、筆記線が細めに出るから、これなら普通に太字のペン先でも書き殴れそうです。

1枚目を開いた時。クイールノートと同様、真っ黒な紙が返しになっている。これは美しいですよ。ロゴもそのままで、下に小さく「marble」って書いてある。

初代クイールノートと比較。表紙の硬さ、手触りなんかはほぼ一緒。マーブルの方にはゴムバンドがない。あってもよかったなと思う。しおりはついてる。鞄に入れて持ち歩くと言うよりは、家に置いておいてゆっくり書くことを想定しているのかもしれない。

やっぱり裏抜けも滲みもなかった。満寿屋すごいです。抵抗感のある筆記感は健在で、確かになんか、机に向かってゆっくりペンを走らせたくなるノートかも。
まあ、正直、ノート1冊に7000円は高いと思うんです。税込みで7350円ですから。満寿屋の原稿用紙は100枚で800円前後なので大分ノート部分にお金がかかってる。お金と手間と意気込みがあるので、ノート自体は大変すばらしい物になってると思う。丈夫だし長く使って、保存しておく用途にはばっちりな気がする。高いなあとは思うけど、高すぎるとは思わない、感じ？　満足感と所有欲が満たされる、というか……7000円のノートが高いなら、7万円の万年筆はもっと高い、といわれれば反論の余地はないのだが。
買って後悔はしていない。高いけど、値段に見合ったノートだと思うのです。