キャップレス、とりあえずしばらく使ってみた。
古いものなので心配していたが、何日間かペンケースに入れて持ち歩いてもインク漏れはしないし、まあ多少ペン先が乾きやすいかな? 程度で何の問題も発生していない。
インクはほどよく流れ、書き味は極細のかりかり感はあるものの引っかかりなどは全くなし。優秀な極細だと思います。
5mm方眼に、ほらこんなにも細かい文字が!
しかし私は、文字の大きさとか、とめ、はね、払いとかにまったく拘りがないのだなあ。太字なら大きな文字を書き、細字ならそれなりの文字を書く……無地ノートはこれだからやめられないですな。だって適当で良いんだもん。
学生時代には、0.3mmの製図用シャーペンでノートを取っていた。大学受験もこれ1本で乗り切った。何となく験担ぎで……他のを使わない方が良いような気がしたので。大学の講義もこれと無印の茶色いルーズリーフで統一してた。万年筆にはまる前から文房具は好きだったので拘りがあったようだ。
「勉強する」という行為が自分の生活の中からなくなってはじめて、小学三年生から使い続けてきたシャーペンを使わなくなった。それから数年後、万年筆に出会うまでは、ほとんど手書きでなんか字を書いていなかったような気がする。自分の字を見たの、ずいぶん久しぶりだったような気がした。
で、紆余曲折あって現在に至るわけだけれども、そのかつての習慣の名残で、細字万年筆は自分に合っているようです。149のBニブで書き殴るのも楽しいけどな。
そんなことをつらつらと思い出しながら、キャップレスをかちかちやってペン先を出しては眺めて過す日々です。クリップは意外と邪魔になりません。
キャップレスがお元気そうでなによりです。
私は現行キャップレスの限定だった絣を持ってますが、モリタのおっちゃんにキャップレスだけはパイロットのインクを使った方がいいと言われて、素直にブルーブラック使ってます。
でも、パイロットのインクは私の手帳のリフィルだと抜けちゃうんですよねーorz なのでちょっと出番が少なめです。
もうちょっとかわいがってあげないと。
ちなみに手帳はフランクリンプランナーなんですが、単にリフィルが使いやすくて使ってるのに、この前お客さんから「ネットワークビジネスやってます?」って聞かれました。
は???って聞き返したら「その手帳ってネットワークビジネスやってる人が使うやつですよね?」って。
すっごく迷惑な先入観すぎワロタ…
>ウサっ子三昧さん
キャップレスだけはパイロット……だと……?
もうwwwおそいwwwww
まあ、今のところ大丈夫そうですが。これからなんかあったら嫌だなあ。
ヴァーディクリーズはかなり落ちがよくて、水洗いだけで手の汚れも綺麗になるので何となく大丈夫かな、とじぶんをごまかすことにします。
フランクリンプランナー……ネットワークビジネス、ってのもくくりが広すぎて微妙ですよね……PGは果たして含まれるのか、とか。ちなみに私は手帳は使ってません……スケジュール管理とかなにそれおいしいの? みたいな……カレンダーに丸を付ける派です!
深崎さん、こんにちは。
以前、大橋堂のことでコメントさせていただいたぽちです。
キャップレスのグリーン、いいですね!
私はキャップレスが大好きで、同じ型の黒を使っています。
(現行のものも、旧型も何本か持っています)
ノックは相当硬いですよね。現行はもう少し軽いですよ。
三島由紀夫が使っていたとは知りませんでした。
イメージはもっと重厚そうな万年筆ですが
当時の最新のものを使っていたのですね。
それも緑って。
私は緑色の万年筆が好きなので、三島が使っていたのを知らなくても、
緑を見かけたら迷わず購入してしまうと思います。
私の黒もとても書きやすいのですが、ぺン先があっという間に乾いてしまい、
お休みさせています。
でも、また使おうかなと思いました。
それにしても、深崎さんの文字って素敵です。
万年筆のレポも大変参考になりますが、文字を見るのがまた楽しみです。
これからもよろしくお願いいたします!
>ぽちさん
キャップレス、やっぱり乾きますか……うちのグリーンのやつも、書き出しがちょっと詰まり気味です。古いし、構造上しょうがないんですかねー。
グリーンを使ってみて、キャップレス見直しています。便利だし。クリップも邪魔にならないし……マットブラック欲しいかも、とか思ったり……
自分の字は下手だなあと思っています。なんか、作家の生原稿見るとすげーなーと同時にうらやましいなあと思います。ああいう字を書ける人に万年筆使ってもらいたい、とか……
こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします。