MBAでだけキーボード認識しない問題発生
windows11とMacBook AirでキーボードとモニターとLANケーブルを切り替えるためにUSBハブを使ってたんだけど、購入後5年で壊れた。SatechiのType-C マルチアダプダー、抜き差しが頻繁に行われる過酷な使用状況でまあまあよくもった方だと思う。
というわけで、今度はBelkinのUSB-C イーサネットハブにしてみたよ。Satechiの方にはLANケーブルさせなかったからわざわざ変換アダプタ噛ませてたからね。ちなみに我が家は古いタイプの間取りだから電話線(電話線www 光ケーブルですらないwww)が家のど真ん中にあって、そこからPC置いてある部屋まで物理的にケーブルを伸ばしています。壁伝いに。力技で。Wifiもあるけど壁と廊下があって速度が出ないうえに不安定なので……レトロな間取りだからね……
現状、USBハブに繋いでいる機器は以下。
- モニター(HDMI)
- LANケーブル
- キーボード(Realforce REALFORCE108UH-S)
なぜかマウスだけはBruetooth接続してるって言う謎仕様。物理スイッチで接続先を切り替える使い方をしている。
で、それをまるっと新しいハブに差し替えて見たところ、windows11では普通に認識して全部動いたけどMacBook Airの方はなぜかキーボードだけ認識しない。古い方(Satechi)で繋げば普通に認識。新しい方(Belkin)はどこにさしても駄目だった。そもそもwindowsの方でちゃんと認識してるんだから物理的に故障しているわけではないはず。
とりあえずやってみた
- ここを参考にいろいろ試してみたけど特に引っかかる項目はなし
- マウスキー機能:OFFになってた
- スローキー:OFFになってた
- キーボードが汚れてる:めっちゃ汚れてた(のちに分解清掃した)
- 再起動(何度かやってる)
- com.apple.keyboardtype.plistの削除:したけど変わらず
- 最新版のOSにアップデート:macOS Sequoia(macOS 15.4)
- 別のRealforceUSBキーボードをさしてみる:認識せず
- 別のメーカーのUSBキーボードをさしてみる:認識せず
MacのUSB機器接続仕様
なんかこれはもうキーボード自体のせいでもなさそうだな、と思って色々検索していたら怖ろしい事実が判明。Mac(MBA2020モデル)って同一ポートからUSB2.0とUSB3.0の機器を接続できないとかなんとか……いや、しかしこれはOSのアプデで解消されてるって書いてある。OS Montereyではほとんど発生しないって……いやこちとらmacOS Sequoia(macOS 15.4)ですぞ???
しかし、この2020モデルのMBA,MBPでUSB2.0デバイスの接続が切れるトラブル報告が上がっています。USB3に対応したUSB-Cハブで、USB2.0のマウスやHDDの接続が切れたり、接続できないというもので、Satechi製など信頼性の高いメーカーのものでも起きるため、Mac側の問題のようです。HDMI接続に影響はない模様です。
macの公式サイト(ユーザーガイド)にもこんな記述がありますわね。
USBハブを確認する: 装置がUSBハブに接続されている場合、装置とハブが同じ通信速度の仕様のものであることを確認してください。USB 3.0 SuperSpeed装置はUSB 3.0 SuperSpeedのハブに、USB 2.0 Hi-Speed装置はUSB 2.0 Hi-Speedのハブなどに接続してください。
……USBって下位互換性があるんじゃなかったのかよ。そこは素直にさあ……っていうか勝手にUSBポート減らしたの君たちじゃん……減らしたって言うか最早存在自体削除してるじゃん……
とりあえずこの問題を回避するには以下の方法が有効だそう。
- USB3系のデバイスを使う
- hunderbolt3ハブを使う
……やだよHUB買い換えたばっかりだし。他に何かないのか、とさらに調べたところ、Realforce 特有の問題があることも発覚。
RealforceのUSB仕様
えっいま令和なんですけど……???? って思ったけど、そう言えばこのキーボード買ったの2012年だったわ。バリバリ平成24年だったわ。Realforceって中々壊れなくてほんとすごい。なんなら2009年に買ったキーボード普通に使えてるもの。特に有線接続の奴は叩けば治る昭和の家具調テレビみたいな趣すらある。ていうかうちには一体何台のリアフォがいるのか考えたくもないです。
そういうわけで、OSのバージョンはともかくとして言ってることは納得できたので、とりあえずMBAのType-Cの端子に以下の編成で繋いでみた。
- 端子1:Belkinのハブ(HDMI、LAN、Macの給電ケーブル)
- 端子2:Satechiのハブ(キーボード)
大分アホっぽい編成だけど、これで無事にキーボードが認識された。Realforceのサイトにも「なるべくハブじゃなくてPC本体に直接繋いだ方がいいよ」的なことは書いてあったのでまあまあ納得できる結果となった。いや理解はしてるけど納得はしてないよ。おかしいだろ色々と。Satechiの方もUSB3.0なんだよ。BelkinはUSB3.2だからそのへんの規格とか相性の問題かもしれないけど気まぐれすぎなんだよ。なんでSatechiは繋がってんだよ。おなじ3系でしょうが……っ
暫定解決策
で、結局どうしたかというと、Bluetooth接続のキーボードを使うようにしましたけど何か。いやいちいち複数ケーブル差し替えるのめんどくさいし、端子が痛みそうだし……
win11とMBA使ってるのは主人の方だったので、私が仕事用に使ってたREALFORCE R3HA12を貸し出して両機に接続。私は古いR2Sを引っ張り出してきた。以前は仕事でノート2台切り替えて使ってたけど今は1台ですんでるので優先でも問題はなし。ただ、APCはいらないしデザインはこの時代のが一番好きだけどこれはALL45gなんだよね。R3HA12は変荷重なのでそこだけは無念。とはいえ新しく買ったら高いし……いったい何台リアフォを溜め込むつもりなのかと……
まとめにもならないまとめ
結局のところ、ハイブリッド接続のR3シリーズ買えってことなんですかね? もう有線の時代は終わったのかなあ。結局どっちが悪いんだこれ。
私用でメイン使いしてるiMacも、Bluetooth接続できるけど結局有線で繋いでる。いちいち電源入れるのめんどくさいし、かといって入れっぱなしだと電池食うし。机は若干ごちゃごちゃするけど、多分私の机にはケーブル以上に問題があるし……
ケーブルが1本2本増えたところで関係ないですねこれは。とはいえBluetoothだって昔みたいに頻繁にチャタったりしないし、たまにああああああああああとかやってくれるだけだし、遅延も滅多にしないしたまに無反応になるけど、有線にこだわる必要もないのかもなあ。
最終的なまとめとして今回のケースでは以下の方法で解決できた
- MacではUSB2とUSB3の機器はそれぞれ別のポートに繋ぐ方が安全
- Realforceのキーボードを有線接続する場合はなるべくPC本体に直接さした方がよい
- 何ならやっすいUSB 2.0のハブを買ってもいい(他の機器の速度を犠牲にして)
- 大人しくBluetooth使え
試してないこと(あんまり効果なさそうかなと思って)
- VRAM/PRAMのクリア
- SMCのリセット
今回はたまたま手元にBluetooth接続のキーボードがあったからいいけど普通に詰むよねこんなの。あと元々使ってたキーボードは猫の毛で怖ろしいことになってたのでキートップとカバー外して分解清掃した。あまりの汚れっぷりに写真を撮ることすらできなかった……それでも壊れないRealforceってやっぱり凄い。一生着いていきます(HHKBを横目で見ながら)