人生初、万年筆マニアの聖地であるところのフルハルターへ行って参りました。
大井町駅で迷いつつ、iphoneの地図を睨みつつGPSの青い点を頼りにとことこ歩く。あの角を曲がったらすぐだね何て言ってたら、旦那が「ここに革小物って書いてあるけど……」
教訓。GPSに頼りすぎるな。
GPSの点とは少し離れたところにフルハルターはあった。バス停の目の前、道に面したビルの1Fがガラス張りになっていて中がちょっと見えてる。
万年筆マニアの聖地と申しましたが、今回の目的は万年筆にあらず。フルハルターオリジナルペンケース「Quartet」のPapaveroをオーダーするためなのだった。
とりあえずPapaveroの実物はないと言うことで、フルハルターのオリジナルグリーン(非売品)を見せてもらって、正式にオーダーしてきた。お渡しは半年後くらいになるとのこと。まあ、こう言うのは急いでもしょうがないので地道に待ちますけど……
で、住所とか名前とか書くじゃないですか。それに使うのは当然フルハルターで調整した万年筆、ザ・森山スペシャルじゃないですか。
……森山スペシャルすげえええええええ!!!!1
危うくその場でM800をオーダーしそうになった。だが思いとどまった自分をほめてあげたい。
しかし、やっぱりすげえな、フルハルター。最近は万年筆を育てるのも楽しみの一つ、とか思ってたけど、っていうかそれは今でも変わってないけど、各所で言われた「森山さんの調整した万年筆は1本は持ってた方がいい」というのは間違いでも誇張でもなかった、というのが今更ながらわかった。
あれは特別な1本になる。確実に。
ちなみに、以前話題になった100番の復刻版、キャンセルがあったので、まだ対応可能だそうです。私はあの蛍光グリーンのインク窓が何となく気に入らずに頼みませんでしたが。軸の色は写真で見るより断然きれいな「グリーン」だった。
あと、グリーンオーグリーンもあった。やっぱりきれいだった。
今回購入を思いとどまれたのは、M800の緑縞をすでに持っていたこと。金ペン堂で誕生日プレゼントに買ってもらっていたのだよね。でも100とか400とか600とかを持ってみて、スーベレーンだったらやっぱり800かな、というのも再確認した。
フルハルターは、ふたり座ればいっぱいいっぱいだけど、狭苦しいわけじゃなくてとても居心地のよいお店でした。好きな人はいっぺんいってみたらいいと思う。
一見さんには敷居が何となく高そうなイメージがあったけど、ご主人が気さくにいろいろお話をしてくれるので、コミュ障気味な私でも大丈夫でした! 8時間居続けた人もいたそうですよ……すげえ。でも私も40分くらいはいたと思う。不思議な感じだった。
だが、ブランド含めどのペンを買おうか迷ってる段階だったら、フルハルターにそのまま行くよりも、ほかの万年筆屋である程度絞り込んでいく方がいいと思った。ペリカンほしかったらフルハルター一択だと思う。潔くペリカンしかない。店頭でいろいろ万年筆触ってみて1本に絞る、というやり方ができない。それよりも、ほかのところで触ってみて、「これください!」という勢いのままに事前予約しないとね……
とりあえず、カルテとして自分の筆跡は残してもらった。これでいつでも注文できるぜ!(カルテが残ってれば、次はメールで注文可能だそうです)(でもペンによって角度とかも違うので、M800が欲しかったらM800でカルテを取ってもらった方がいいとのこと)
安い買い物ではないのでゆっくり考えてください、といわれました。なので、ぜひ考えさせていただこう。考えてる間にM800ベースの限定品が何かでるかもしれないし。ブルー、グリーンときて、もしかしたら次はオレンジかルビーがでるかもしれないし! 購入までの逡巡・葛藤もまた楽しみの一つかと……
そして、購入を思いとどまれた理由はもう一つある。
フルハルターを辞したあと、銀座に行っちゃったんだよね……そういえばみんなたちはわかってくれるよね……
深崎 様
フルハルターデビューおめでとうございますw
森山スペシャルいいですよね。
いつか森山スペシャルのM1000が欲しいと思っています。
800系は805とブルーオーブルーをすでに持っているので。
うちの手帳のパパベロは、いい感じに育ってきています。
届いたら是非ブログで見せてください!
銀座というと、ユーロですか?
ユーロですよね。
ユーロに違いないw
4本入りのペンケース…これであと4本増やせるってことですものね!
>Palermoさん
ば、ばれた!
いやいや、もともと入りきらなくなったペンを収納するための4本差しですので! 増やせませんので!
……と思ってもあれですね、増えちゃいましたねw ほんとユーロは悪魔の館です。まじで。
森山スペシャルはやっぱり800狙いです。ペンケースができるのが半年後、そのころまでには森山貯金がたまっているはず……なので……!
いいなー。フルハルター。
東京に出張行くときはいつも駆け足だし、友達に会う予定を目一杯入れちゃうのでなかなか万年筆屋巡りが出来ません。
とりあえず書斎館とアメ横のアウロラおばちゃんには会いたいと思ってるんですが、フルハルターも行った方がよさげですね。
私も800サイズはボルドーと805を持ってるので、しばらくはペリカン買う予定はないけど、万年筆収集の「上がり」は悶の149とペリの1000と決めてます。
ペリ1000のフルハルターっていいかも。
>ウサっ子三昧さん
行った方がいいと思いますー。観光地的な感じでも……一度来店してカルテ作ってもらえば通販できるらしいですよ!
ちなみに東京に住んでいても、まだアメ横は未体験です……
ペリカンはなあ、デザインがなあ……M800を1本持ってれば満足、みたいな感じがして二の足を踏んでしまいます。146は何本か持ってるくせにwwwカラーバリエーションですらないのにwwww
上がりの1本ですか……149の50年代とか、中屋のオーダーとかかな。内の猫を透かし塗にしてもらって……とかw
はっはっは
青のM800持ってたクセに赤のM800見た瞬間魅入られるようにして財布を取り出してしまった馬鹿者ですorz
それもどちらもEF。
でも全然太さが違うのは笑ってしまいますよね。日本製品品質万歳。
森山スペシャルは見ない事にしてます。身上潰しそうだから。
上がりの1本って想像できないんですよね。また次に買ってしまいそうで。先日もエラボー買ったのですが、それでソフトはもういいやって気になりませんでしたし。オノトもスワンも持ってるのに。
ありうるとしたら、パイロットの15号ニブをさらにコシがあり弾力がありなおかつハネ払いが表現できるポイントにしたニブのペンですかねぇ。
>ardbeg32さん
上がりなー……
今のところ、私の物欲を抑制しているのは、146の50年代と#25のセーフティです。ええ、財布の中身的な意味でもですが。
どちらも書き味が「これぞ!」という感じなので、もはや「書き味のいい万年筆」を求める旅は終わったような……149のテレスコープ、ってのはいつか欲しい、とおもってますけども。
しかも、普段の字がハネも払いも気にしない感じ(ごらんのとおりw)なので……とくに「どういうペンがいい」って思想がないのが残念な感じですw