事態は、一ヶ月前に遡る……
今年の二月に購入以来、なんか違う……思ったより太くない(購入時のペン先は太字)等々違和感を抱き続けてきた中屋万年筆。購入後1ヵ月以内ならペン先の交換が可能であったにもかかわらずここまでだらだらと使い続けてきたのは、特に不都合がなかったから。一度イベントで対面調整もしてもらって、普通に書く分にはまったく問題が無かった。むしろコンディションはいいと言ってよかった。
だが、何かが違うという思いだけはずっと燻っていて、この度とうとう、ペン先の交換をお願いした。当然有料で。
通常の交換は1万円程度なのだが、今回は太字→ミュージックなのでもう少し高くついた。でも、満足している。
ミュージックニブで書いてみた。以前の記事と比べていただくと分かるように、字幅は劇的に変化した。そしてスタブ調の筆跡が気持ちよくてたまらない。
インクはモンブランのブルーブラックで、このインクに合わせてフローもつゆだくになるよう調整してもらった。ぬらぬら気持ちがいいです。でも早速サリックスに入れ替えたいと考えている自分がいる……
ペンポイントの形状もまた劇的に変化を遂げた。ボディ以外は別のペンになったと思っていいよね。
ミュージックニブには切割りが二本入っていて、心配していた筆記角度はそれほどシビアでもなかった。中屋万年筆はカルテで書き癖に合わせて調整してくれるけど、対面調整のようには行かないと思っていたが、これはかなり満足な書き味。なにより、書いてて楽しい。
結局自分の優柔不断がここまで辿り着かせてしまったと思うんだが、なんかもうこの万年筆はこうなる運命だったに違いない。スタブじゃない、太字のが欲しくなったら、今度こそ十角碧溜買えばいいだけの話だしね……(と、私の中の物欲先生がおっしゃっていました)
半年以上続いた違和感が払拭されて、これから気持ちよく歩み寄りを待てるような気がする。
中屋の万年筆、綺麗ですね。羨ましいです。
以前、横目で見ながら、#3776のMSを買いましたw
やはり調整済のMSは書き味も格別なんでしょうね…
会社でもメモ書きに純正黒(カートリッジ)を入れた
MSで書いてると…ものすごく目立ちますww
中屋いいなぁ…でもパイのSU買っちまったしなぁ…
おお!ペン先が変身してる!中屋のミュージックは最高だす!かくいう自分も1本所有しておりますが、普通に字を書いてても気持ちいいですよね~~インクヌラヌラの書き味は病みつきでしょう!
先日、自分の中の理性さんがどこかに行ってしまいまして……十角碧溜を注文してしまいました!到着は秋の終わり頃かと思います!ペン先はごく普通の中細です!
>たがみさん
理性さんはお盆休み中なんですかね(ニヤニヤ)! どといたら是非レビューをお願いします。碧溜は万年筆祭で実物を見て以来虜なんです。
ミュージックは自分が想像していた以上に気持ちよくてびっくりしてます。悩み続けていましたが、私の決断に悔いはありません(財布の中身以外は)(交換料だけでエキスパート余裕で買えた)
2年前のエントリにコメントスマソです。
今日、中屋万年筆のポータブル十角赤溜を買いました!
Pen&Massageさんの委託販売で、ほとんど使用されていない(クリップなんてピカピカ)状態のをなんと30,000円で。
50数本の万年筆を持ちながら、何故かプラチナのペン先には縁が無く、今まで1本も持っていなかったのですが、プラチナのあの邪魔なおじさんの居るサイトで「出雲」を見てから、俄然漆塗りに興味が湧いていた私。
でも出雲の漆は受注生産らしく、かなり待たなきゃいけないしな…と思っていたところに現れたのが十角赤溜でした。
なんかどうしても誰かに言いたくて(リアルの知り合いには万年筆ヲタクが居ないので)昔の記事にコメントしてしまってすみません。
中字をフロー多めに調整してもらったので、しばらく使いこんでいきたいと思います。
また新しいエントリも楽しみにしています☆
>ウサっ子三昧さん
おおーおめでとうございます! しかも三万円って……これはもう運命ですね!
先日銀座伊東屋に行ったら偶然中屋ののブースができていて、十角良いなあと思って眺めてきたところでした。白溜がありまして、それはまた美しかったです。狙ってるのは碧溜ですが……
まあ、しばらくは万年筆を控えねばならぬ事情が勃発しまして、ウサっ子三昧さんの十角を指をくわえて眺めていることに致しとうございます……