ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
万年筆欲しい病が治りません。

万年筆欲しい病が治りません。

治りません。
5月10日に、3月の丸善ヴィンテージ万年筆フェア(ユーロボックスさん主催)で購入したオノト様がようやく我が家にお越しになるというのに、なんか他のも欲しくなって子の3ヶ月悶々として過ごした。病はかなり進行している。
■ドルチェビータ ミディアム
ソワレ(黒い方)持ってるんだけどね。購入当時は『万年筆は黒軸が格好いい』という信念があったためオレンジは敬遠したのだが、今になって『色軸……』と思い始めてしまったので困る。
それにしても、同じサイズで軸色が違うだけの万年筆を持つことに意味があるのだろうか、と自問自答して、じゃあミニを買えばいいんじゃね? と思ったら、コンバータ使えないのね……『クローズド・ノート』見たことないし。でもあのオレンジが欲しい。そして振り出しに戻る。
そもそもDELTAのソラリスが一番使いやすいサイズなのだから、ミニとミディアムのちょうど中間くらいのサイズだったらいいのに。
■デルタ ヴィア・ベネット(赤)
ちょうどよいサイズ。写真を見たときはそれほどじゃなかったけど現物を見て一目惚れ。カゼイン……ちょっとした傷なら自己修復してしまう素晴らしい素材……
多分私の手に一番あってる。欲しい、けどいまいち購入に踏み切れないのはなぜだろう。
■ペリカン M1000
うっかりM800の緑縞を買ってしまったのですよ。よくよく考えてみたら、いつかお迎えしようと思っていたM1000は緑縞か黒軸か、二つに一つしかないじゃないか。
くそう、M800赤縞にすればよかった……そうすれば何の迷いもなくM1000緑を買えたのに……!
三越の万年筆祭りで現行品を試筆したらFがすごく気持ちよかった。返す返すも悔やまれる。でもM800の緑縞は気に入ってる。ニブはM。
■モンブラン 146
149はね、じゃじゃ馬慣らしなんですよ。でかいし、ペン先固いし。しかし私のようにがりがり速記するにはペン先が固いほうがいいってユーロボックスの中の人が言ってた。
149で書くと、なんか文字(日本語)が少し上手く見えるような気がする。でかいし太いし、手に余るなあと思ったらそうでもない。でもきっと146ならもっと手にぴったり来るんだろうなあ、と思ってしまった。
そもそも、モンブランのデザイン、好きじゃなかった。てっぺんとお尻が丸まってるよりも角ばってる方が好きだった(理由は不明)。おっさんっぽいなー、と思ってた。
でも今は、あのもったりしたホワイトスターが可愛くてたまらない。なんでだろう。
■ペリカン 茶縞
ホワイトトートイスは白すぎるなあ、昔の限定復活の茶縞きれいだなあ、と思ってたんだけど、現物を見たらそうでもなかったという。ヴィンテージフェアで迷ってオノトを選んだ。
M400サイズ、書きやすかった。やはりこのくらいのサイズが私の手にはいいんだろう。悔しいが。
今現在、欲しい万年筆は上記5本。忘れないために記録しておこう。
フォークナーを神とあがめているので2007年モンブランの作家シリーズ・フォークナーは欲しくてたまらなかったけど、現物を見たらちょっと……いやでも……と、迷っているので多分買わないと思う。13万円だし。いちおくえん竹薮に落ちてないかな。
149とかドルチェビータとか、でかすぎるならキャップをはずせばいいと思うが、私はどうしても尻につけてしまう。なくすから。悩ましいことです。さらに悩ましいことに、今の職場は金ペン堂にも丸善にも伊東屋にもそこそこ近い。誘惑が厳しいです。誰か助けてー(棒読み)

3 Comments

  1. ビッグコアMk-3

    こんばんは。
    一足お先にこちらはPFM引き取ってきました。予定より1週間ほど早くオーバーホールが完了したようです。ちなみに丸善ではなく直接ユーロボックスさんに行きました。あの時の丸善で「直接銀座に来てもいいですよ、どうしますか?」なんて聞かれたので、電車の乗り継ぎが少ない銀座に行きます、なんて言ってしまったもので…
    しかし…万年筆欲しい病すごいですね。こちらはオノトでほぼおさまり、PFM(スノーケルの機構への憧れは捨て切れていなかったので)まで入手で現時点ではすごく満足しちゃっていたりします。オノトの書き味は本当に満足がいくものだったので…自分としては、折角気に入った書き味のペンを何本か買いあさったのに、使う機会が減るのがいちばん怖いので(汗)。今ある十数本が持つ限界かなぁ、なんて思っています。
    案外オノトが手元にやってきて、その書き味を堪能できれば万年筆欲しい病が止まるかもしれませんよ。
    ちなみに現在私は万年筆よりむしろ「インク欲しい病」になっているような…(笑)

  2. takoyaki

    私も治りません。とほほです。でもなぜか次に欲しいものを考えているだけでにやにやしてしまいます。いまはセーラーの猫万、カトウ製作所のカレイドスコープを手に入れて、にやにやしつつ小康状態を保っております。ロングプロダクツの桜を買い損なったと思っていたら、子狸が強引にどっかから見つけてきて買えていて自慢されました。悔しいです。ピンク系のインク気になる病も再発してしまい、いまさらながらモンブランのsakuraを探していますがやはりなんとか見つかるのはカートリッジだけのようです。諦めてこっちで我慢します。赤に近いと言われるラブレターインクの方はボトルでゲットしました。4500円もしました。もうすぐ届きます。嬉しいです。またインクレポも楽しみにしています。

  3. 深崎

    >ビッグコアMk-3さん
    きましたかー……いいなあ。私は10日まで忍耐です。「待ってる」という状況に耐えられず、他のもので代替しようという心理が働いているのかも知れません。万年筆欲しい病は業病ですね……。
    確かに、本数を増やして使う機会が減ってしまう事は危惧しています。コレクターじゃないから、眺めて楽しむために買ってるわけじゃないし。でもなあ……と、自問自答の日々です。私も10本くらいが限界かな、と思います(現在は7本)
    インクは……これまたきりがないですね。モンブラン黒をベースにしているんですが、ペリカンの緑縞からレーシンググリーンが出てきたらいいんじゃないの? なんて妄想したり。
    とりあえず、今はONOTO様に期待です。にやにやしながら週末を待つことにします。それまで金ペン堂に近づかずにすめばいいですが……。
    >takoyakiさん
    迷ったあげく手に入れるまでが楽しいんですよね! 手に入れてからはまた別の楽しみが。エンドレス。
    モンブランのsakura、私も探しましたが諦めました。どちらにしろ、恒常的に手に入らないというのが痛い、と自分を納得させて。悔しいです。
    鮮やかなピンク、ってあんまり無いものですね。今はプライベートリザーブのシェルピンクで我慢していますが、ちょっと濁ってる感じがします。ハイテックCのチェリーピンクと同じ色が欲しいんですがなかなか見つかりません。ラブレターインク、私も気になっていたので是非レポをお聞かせください。

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