ここが終点と思っていても、おかしなことに、いつもいつも、終わりが始まりだ
サクラクレパス ピグマホルダー

サクラクレパス ピグマホルダー

マルチライナー? というか、細いサインペンみたいなあれ……乾くと耐水性になって、アルコールマーカーも使える優れもの。漫画家さんでもつけペンの代わりに使ってらっしゃる方が多いようです。

1番有名なのはコピックのマルチライナーじゃないかと思うんだけど、実はサクラクレパスのピグマが1番好き。

コピックのマルチライナーはいろんな色とペン先の太さがあって痒いところに手が届く。0.01とかめっちゃ細いけど、私の筆圧の所為なのかどうかのか、1枚画を描き上げると潰れて掠れてくる。あと、ペン先はちょっと硬めだと思う。

ステッドラーのピグメントライナーも好き。コピック マルチライナーと比べてペン先がほんのり軟らかめ、インクも濃いめ。ただカラーは黒だけだったかな(知ってる限り)これもよく使ってた。でも筆圧が(ry

ファーバーカステルのPitt アーティストペンも面白くて、いろんな色のブラシが揃ってる。フェルトの筆ペンみたいな奴。適度にしなって書きやすい(というか塗りやすい)

ファーバーカステルには FH(fude nib hard)ってのもあって、これは翌筆ペンの反対側に付いてる極細ペン先に似てて、よくしなって線に強弱が付けられる。Gペンみたいに使うのにいいんじゃないでしょうか。

ただファーバーカステルはピグマに比べてちょっと黒が薄いような……? 紙質にもよるのかも知れないけど。ラインナップがいろいろあって面白いです。

で、

その名もピグマホルダー。ピグマをホールドする金属の筒です。

公式サイトによると「ピグマをスタイリッシュに演出するメタルホルダー」だそうです。お、おう。

●ピグマをスタイリッシュに演出するメタルホルダー
●13線幅、最大9色の豊富なペン先から、使用シーンに合わせてピグマを選択可能
●上質な質感で、選べる6色のカラーバリエーション
●文字書きに適した、低重心・細軸設計
●ムダをそぎ落とした、直線的でエッジの効いたデザイン

公式サイトより

素材はアルミニウムと真鍮だそうです。持ってみると適度な太さと重さがあっていい感じ。

こんな感じでペン本体を差し込んで、銀色のパーツで固定します。筒のお尻にはバネが入っていて、銀のパーツをねじ込むと本体がかなりしっかり固定されてぐらつかない。

固定したところ。本体の青色が見えちゃってますね。軸がネイビーなので気にならないけど、軸色がレッドとかだと結構目立つので気になる人はネイビー選んじゃったらいいと思う。

ちなみにキャップに転がり止めはついてるけど(写真後方の黒軸のぽっち)めっちゃ小さいので結構ころころ行く。あと、元々本体に付いてたキャップは不要になるので捨てるしかない。でも取っておかないとホルダーから外したときにどうしようもなくなるから何処かにしまっておかないといけないんだけど、多分しまった場所を忘れるパターン。私は潔く捨てました。ホルダーを、本体の本数分、買えばいいじゃない(高い)

あと、元々のキャップを外してしまうから、ぱっと見ペン先の太さが分からない。キャップトップにはサクラのマークが彫り込まれてるけど、そこにシールでも貼って太さメモっておかないと混乱するかも(してる)

ホルダーに入れてもそんなに長さは変わらない。

ただ金属軸なだけあって重く、冷たく、重心が多少手前に来るので本体剥き出しの時よりも大分持ちやすくなっている。よくよく比較すればそんなに太くなってるわけでもないんだけど、なんかこう、万年筆になれた手に丁度いい太さと重さ……表面はざらざらしてるので滑らなくていいです。クロームはつるつるしてるのかな? 触ったことないけど。だとしても、ペン軸? 万年筆でいう首軸のところはざらついた素材なので指が滑ることはないと思います。

私は買わなかったけど、クリップ付きのモデルもあるようです。クリップ付くと一気に高級感増すな。手帳のペンホルダーなんかにさすには必須なんでしょうねきっと。

あと、マルチライナーの類いはほぼ日とかのトモエリバーに書いて消しゴムかけるとめっちゃ薄くなるのでご注意を。これはピグマに限らず大体全部程度は違えど薄くなった(当社比)消しゴムのかけ方に問題があるのかもしれない。トモエリバーはつるつるしててインクをあんまり吸い込まないからだと思う。普通の紙(ケント紙とか画用紙とか)はどれも綺麗にインクが乗ります。

ピグマ自体の書き味は置いといて、他にも同じようなマルチライナー? があるのにピグマを選ぶ理由として、このホルダーの存在は申し分ないかな。他のペンもささればいいんだけど(ステッドラーとか)そもそもピグマにホルダー付けちゃおうぜ! って発想自体が日本的な感じもするからな……

ちなみにファーバーカステルのアーティストペンはそれ自体が結構太めだから握りやすい。軽いけど。ホルダーは金属なので中身をどんどん使い切って取り替えていくうちにいい感じの経年変化が出たりしたりなんかしちゃったりしたら嬉しいかも知れない。塗装剥げたり傷が付いたりとか……ちょっと楽しみ。

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